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2007年06月07日

車の下

ある日の午後。
買い物を済ませたある女性が、
駐車場に停めてある自分の車のもとへ向かっていた。

すでに周囲はうっすらと暗くなり始めており、辺りに人気はない。
車にたどりついた彼女がバッグからキーをとりだし、
車のドアを開けようとしたその時、突然彼女の足に激痛が走った。

思わず倒れこんだ彼女が自分の足を見ると、
アキレス腱が鋭い刃物で切られたかのように
ぱっくりと割れて血が噴き出している。
いったい何が起きたのだろう。

そう思いながら彼女が痛む傷口を押さえようと、
手を足に伸ばしたその時・・・

突如車の下から腕が飛び出して、彼女の手をつかんだ。

見ると車の下に鋭い鎌を持った男が潜んでおり、
彼女を車の下に引きずり込もうとしているではないか。

彼女は傷ついていないほうの足でその男の手を蹴ると
地面をはって逃げ出し、痛みと恐怖と戦いながら必死で助けを求めた。

しばらく逃げ続けていると、
やがて騒ぎを聞いた数人の男性が彼女のもとへ駆け寄ってきた。

後ろを振り返ると、どうやらあの男は追って来ていないようだ。
安心した彼女はそのまま気を失ってしまった。






やがて、通報を受けて駆けつけた警察官が彼女の車を調べると、
そこには血まみれの鎌が一本落ちているだけで
男の姿は既になかったという。

犯人の男はいまだに捕まっていない。  


Posted by ドケット at 13:53Comments(0)都市伝説