2008年03月31日
肝試し
ある夏の日、AとBとCの3人で肝試しをすることになった。
選ばれた場所は廃校、3人は廃校の校門に集まることにする。
普通は3人で一緒に行くのだが、お互いの勇気を試そうと言うことで一人づつ校舎を回ることにした。
ルートは入り口から入り二階のトイレの一番奥の個室に入り、個室の壁に赤いマジックで印しをつけてから校門に帰ってくるということだった。
まずはAが学校の中に入っていく。
しばらくしてAは何事もなかったように戻っていく。
次はBの番だ。
Bは懐中電灯を片手に学校の中に入っていった。木造の校舎は真っ暗で、懐中電灯がなければ1m先の物も解らないほどだった。きしむ階段を上がって二階へ上がっていく。
Bはホコリっぽい、二階の廊下には教室が並んでいて、教室側とは反対側のトイレに入っていった。
黴臭いトイレの中は、蒸し暑く湿っぽかった。
一番奥の個室の扉を開け、中を懐中電灯で照らして確認する。
壁に赤いマジックで書かれた印しを見付け、自分も印をつけようとBは個室の中に入っていった。
すると…、突然個室の扉が閉まってしまった。
Bは心臓が飛び出る程驚いた。
扉を開けようとするが、外から押さえ付けられているのか開かない。
しばらく頑張ってみたが開かない。
Bは冷静になり、「どうせAとCがふざけてるんだろう」と思い。
逆にAとCを脅かそうと考えた。
「ここは下手な事をしないで、ずっと黙ったままでいた方が恐がるだろう」
と思ったBは何もせずに二人が居なくなるのを待った。………。
しばらくして、誰かが走りだす音が聞こえたのでBは個室の扉を開ける。
扉はすんなり開いた。
Bは二人に文句を言ってやろうと思い、学校から出て、校門で待っていた二人に言った。
「ひどいじゃないか、扉を押さえるなんて!」
二人は笑いながら。
「悪かったよ」
と謝る。
「まったくもう…」
「まさか泣きだすとは思わなかった。」
「…えっ?なんのこと?」Bは泣いたりはしていない。
「だって個室のなかから小さく啜り泣く声が…」
Bは背筋になにか冷たいものを感じ。
「おまえら…、男子と女子…どっちのトイレに入った?」
とAとCに聞いた。
「え…、女子だけど…?おまえ女子トイレに入って…たんじゃ……」
「俺が入ったのは男子トイレだ!」
選ばれた場所は廃校、3人は廃校の校門に集まることにする。
普通は3人で一緒に行くのだが、お互いの勇気を試そうと言うことで一人づつ校舎を回ることにした。
ルートは入り口から入り二階のトイレの一番奥の個室に入り、個室の壁に赤いマジックで印しをつけてから校門に帰ってくるということだった。
まずはAが学校の中に入っていく。
しばらくしてAは何事もなかったように戻っていく。
次はBの番だ。
Bは懐中電灯を片手に学校の中に入っていった。木造の校舎は真っ暗で、懐中電灯がなければ1m先の物も解らないほどだった。きしむ階段を上がって二階へ上がっていく。
Bはホコリっぽい、二階の廊下には教室が並んでいて、教室側とは反対側のトイレに入っていった。
黴臭いトイレの中は、蒸し暑く湿っぽかった。
一番奥の個室の扉を開け、中を懐中電灯で照らして確認する。
壁に赤いマジックで書かれた印しを見付け、自分も印をつけようとBは個室の中に入っていった。
すると…、突然個室の扉が閉まってしまった。
Bは心臓が飛び出る程驚いた。
扉を開けようとするが、外から押さえ付けられているのか開かない。
しばらく頑張ってみたが開かない。
Bは冷静になり、「どうせAとCがふざけてるんだろう」と思い。
逆にAとCを脅かそうと考えた。
「ここは下手な事をしないで、ずっと黙ったままでいた方が恐がるだろう」
と思ったBは何もせずに二人が居なくなるのを待った。………。
しばらくして、誰かが走りだす音が聞こえたのでBは個室の扉を開ける。
扉はすんなり開いた。
Bは二人に文句を言ってやろうと思い、学校から出て、校門で待っていた二人に言った。
「ひどいじゃないか、扉を押さえるなんて!」
二人は笑いながら。
「悪かったよ」
と謝る。
「まったくもう…」
「まさか泣きだすとは思わなかった。」
「…えっ?なんのこと?」Bは泣いたりはしていない。
「だって個室のなかから小さく啜り泣く声が…」
Bは背筋になにか冷たいものを感じ。
「おまえら…、男子と女子…どっちのトイレに入った?」
とAとCに聞いた。
「え…、女子だけど…?おまえ女子トイレに入って…たんじゃ……」
「俺が入ったのは男子トイレだ!」
2008年03月30日
ボクサー
目の下にクマを作ったボクサーが愚痴っていた。
「どうも最近、眠れねえんだよな」
「ふーん…羊でも数えたら?」
「やってみたさ。でもな、9まで数えたとこで、ハッと起きちゃって」
「どうも最近、眠れねえんだよな」
「ふーん…羊でも数えたら?」
「やってみたさ。でもな、9まで数えたとこで、ハッと起きちゃって」
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15:02
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2008年03月30日
ハイジャック
飛行機に乗っていたアメリカ人が旧友のジャックを発見。
十数年ぶりの再開に興奮したアメリカ人は「ハーイ!ジャック!!」と声を掛けた。
しかし周りの乗客がハイジャックと勘違いし乗務員に通報。近くの空港に緊急着陸し、アメリカ人は逮捕された。
十数年ぶりの再開に興奮したアメリカ人は「ハーイ!ジャック!!」と声を掛けた。
しかし周りの乗客がハイジャックと勘違いし乗務員に通報。近くの空港に緊急着陸し、アメリカ人は逮捕された。
2008年03月29日
ついてくる
その当時Aは高校2年生。
そしてそれは夏休みの出来事だった。
夜十時頃にAの携帯が突然鳴った。
Aの近所に住む中学校からの友人(以降B)からだ。
Aはこんな夜中に何だろうと思い電話を取ってみると、
「今から川原で花火やりに行かへん?」
Bは普段から何かとAを誘ってちょくちょく遊んでいる仲だったため、いつものノリでその誘いに乗って十時半にいつもの川原で落ち合うことにした。
Aの住んでいる町はコンビニも一軒しか無いほどの田舎だ。
落ち合う場所となっている川原も山道を少し進んだ奥にある地元の人間しか知らないような場所だった。
そしてしばらくするとAは川原に着いた。すでにBは花火を開け待っていた。
Bの持ってきた花火は多くなく、すぐに使い切ってしまった。
もうやることも無くなったが、まだ帰る気の無さそうなBは、
「せっかく川に来たんやし、泳ぐか。」
と言ってトランクス姿になって川に飛び込んだ。
Bは初めから泳ぐつもりだったらしくバスタオルを二枚用意してきていた。
地元の人間にとっては、人っ気の無い川原で泳ぐときは見られる事も無いので水着など要らず、タオル一枚あれば十分だそうだ。
Aも夜に川で泳ぐのは初めてで、調子に乗って泳ぎ出した。
川の中は昼間と違って真っ暗で、まるで墨の中を泳いでいるような感じだった。
そのため、Aは早々に川から上がろうとした。
その時‥‥
突然Aの足が何かに引っ張られた。
AはBの仕業だと思った。
しかしもがきながらも川原を見てみるとBがすでに川から上がり立っているではないか。
じゃあ足を引っ張っているのは‥‥
一瞬背筋がゾクっとし、月明かりのよってかろうじて見える足回りを確認した。
‥‥何もいない‥‥‥
そして引っ張られている感じは収まった。
Aはすぐさま川原に上がり、Bにすぐにここを去ろうと告げようとした。
しかしAは自分の目を疑った。Bの顔の後ろに鬼の形相をした顔が浮かんで見えた。
「早く逃げろ!!」
Aは突然の事にあっけにとられているBの手を引っ張りながらその場所を去った。
逃げる最中にBに簡単にそのことを告げた。
するとBがもうすぐ山道を抜けるというところで突然叫び出した。
「おいっ、なんだあれ!?」
A達が走っていく方向に黒い塊が動いていた。
大きさは大体1メートル弱で、人間とも動物とも言えないような物体があった。
そしてその物体はナメクジのように這うようにして動き、A達の行く手を阻むような感じだった。
Bは驚き、来た道を戻っていった。
そしてAもそれに続こうと思ったが出来なかった。
Bが走っていた道を見てみると、木の間に無数に伸びる手が手招きをしていた。
その光景は異様で、月明かりが無く前方の黒い物体の姿は見えないのに、無数に広がる手だけは発光体の様にうっすら見ることが出来た。
AはすぐさまBを呼び戻そうとしたものの、Bには手が見えていないらしくそのまま暗闇に消えていった。
Aは迷った後に、黒い物体の方に走っていった。
眼をつぶり、時々半眼を開けながら黒い物体にぶつからないようにその場を走り抜けた。
山のふもとまで出ることができ、少し安心して後ろを振り返った。
すると先ほどの物体が追いかけてきているではないか。ナメクジなんて動きでは無い、まるで地面を滑るようにしてAに迫っていた。
山のふもとまで出たおかげで月明かりがその物体をかすかに照らし出した。
しかしそれでも、その物体は見えない。周りの草や木なんかはそれなりに見えるのに関わらず、その物体だけはどうしても見えなかった。まるで暗闇が地面を這っているように見えたと言う。
「うわあぁぁぁぁ!!!!!!」
Aは一心不乱に駆け出した。
五分ほどしたであろうか、Aは近所の小学校まで逃げることができた。
Aは逃げるときにとっさに掴んだ自分のバックからTシャツを出し身に着けた。
しかしさすがに深夜の小学校にトランクスとTシャツ姿でいるとこを見つかったら問答無用に捕まると思い、Aはその後は見つからないように帰路に着いた。
途中、後ろから何か追いかけられているような気はしたものの、あえて振り返らず小走りで十分ほどで家に着いた。
Aはそのままお風呂に入り、逃げるように布団に入ると眠りに付いてしまった。
そして翌日、Aは眼を覚ますとすぐにBのことが気に係り電話を入れた。
「なんだよ、こんな朝っぱらから‥」
Bは何事も無かったのかのように話している。
Aは不思議ながらもあの後の経緯を尋ねた。
「は?何言ってんの?昨日ずっと家にいたし。まずお前に電話なんてかけてないし。」
予想外の返答が帰ってきた。Aは必死に昨日の出来事を説明した。
「どうせ夢の中のことだろ?お前寝ぼけすぎ。」
Bの返答に苛立ったものの、同時に安心感も出てきた。
そしてそのまま電話を切り、何気なく着信履歴を確かめていた。
どうせ残って無いだろと思ったのもつかの間‥‥
あった!
確かに昨日の夜十時にBから着信がある。Aはとっさにバックを確かめた。
昨日のままだ。
これは変だと思い、昼になるとBの家に行った。
Bはやはり何も無かったかの様な対応で、おばさんに聞いてもBはその時間にしっかり家に居たと言う…。
Bがその川原に確認に行こうと言い出したが、Aはとてもそんな気にはなれず遊ぶことも無く家へ帰った。
そして夜が来て、Aがもう昨日の事は忘れようとテレビを見ていた頃である。
突然Aの携帯が鳴った。Bからである。
何か思い出したのかな、と思いその電話を取ってみると、
「なんできのうは逃げちゃったの‥‥‥‥」
それは明らかにBの声では無かった。
Aは一気に寒気に襲われ、そのまま急いで電話を切った。
再びAの携帯が鳴る。予想通りBから…いや、謎の者からだ。
Aはすぐに電源を切った。しかしそれでもしつこく着信音のみが鳴り響いたと言う…。
その後は何も無いらしい‥。
しかしその川の下流では毎年数人は溺れて犠牲になっていることは紛れも無い事実である。その原因はただ川に溺れてしまっただけなのかどうかは分からないが…。
そしてそれは夏休みの出来事だった。
夜十時頃にAの携帯が突然鳴った。
Aの近所に住む中学校からの友人(以降B)からだ。
Aはこんな夜中に何だろうと思い電話を取ってみると、
「今から川原で花火やりに行かへん?」
Bは普段から何かとAを誘ってちょくちょく遊んでいる仲だったため、いつものノリでその誘いに乗って十時半にいつもの川原で落ち合うことにした。
Aの住んでいる町はコンビニも一軒しか無いほどの田舎だ。
落ち合う場所となっている川原も山道を少し進んだ奥にある地元の人間しか知らないような場所だった。
そしてしばらくするとAは川原に着いた。すでにBは花火を開け待っていた。
Bの持ってきた花火は多くなく、すぐに使い切ってしまった。
もうやることも無くなったが、まだ帰る気の無さそうなBは、
「せっかく川に来たんやし、泳ぐか。」
と言ってトランクス姿になって川に飛び込んだ。
Bは初めから泳ぐつもりだったらしくバスタオルを二枚用意してきていた。
地元の人間にとっては、人っ気の無い川原で泳ぐときは見られる事も無いので水着など要らず、タオル一枚あれば十分だそうだ。
Aも夜に川で泳ぐのは初めてで、調子に乗って泳ぎ出した。
川の中は昼間と違って真っ暗で、まるで墨の中を泳いでいるような感じだった。
そのため、Aは早々に川から上がろうとした。
その時‥‥
突然Aの足が何かに引っ張られた。
AはBの仕業だと思った。
しかしもがきながらも川原を見てみるとBがすでに川から上がり立っているではないか。
じゃあ足を引っ張っているのは‥‥
一瞬背筋がゾクっとし、月明かりのよってかろうじて見える足回りを確認した。
‥‥何もいない‥‥‥
そして引っ張られている感じは収まった。
Aはすぐさま川原に上がり、Bにすぐにここを去ろうと告げようとした。
しかしAは自分の目を疑った。Bの顔の後ろに鬼の形相をした顔が浮かんで見えた。
「早く逃げろ!!」
Aは突然の事にあっけにとられているBの手を引っ張りながらその場所を去った。
逃げる最中にBに簡単にそのことを告げた。
するとBがもうすぐ山道を抜けるというところで突然叫び出した。
「おいっ、なんだあれ!?」
A達が走っていく方向に黒い塊が動いていた。
大きさは大体1メートル弱で、人間とも動物とも言えないような物体があった。
そしてその物体はナメクジのように這うようにして動き、A達の行く手を阻むような感じだった。
Bは驚き、来た道を戻っていった。
そしてAもそれに続こうと思ったが出来なかった。
Bが走っていた道を見てみると、木の間に無数に伸びる手が手招きをしていた。
その光景は異様で、月明かりが無く前方の黒い物体の姿は見えないのに、無数に広がる手だけは発光体の様にうっすら見ることが出来た。
AはすぐさまBを呼び戻そうとしたものの、Bには手が見えていないらしくそのまま暗闇に消えていった。
Aは迷った後に、黒い物体の方に走っていった。
眼をつぶり、時々半眼を開けながら黒い物体にぶつからないようにその場を走り抜けた。
山のふもとまで出ることができ、少し安心して後ろを振り返った。
すると先ほどの物体が追いかけてきているではないか。ナメクジなんて動きでは無い、まるで地面を滑るようにしてAに迫っていた。
山のふもとまで出たおかげで月明かりがその物体をかすかに照らし出した。
しかしそれでも、その物体は見えない。周りの草や木なんかはそれなりに見えるのに関わらず、その物体だけはどうしても見えなかった。まるで暗闇が地面を這っているように見えたと言う。
「うわあぁぁぁぁ!!!!!!」
Aは一心不乱に駆け出した。
五分ほどしたであろうか、Aは近所の小学校まで逃げることができた。
Aは逃げるときにとっさに掴んだ自分のバックからTシャツを出し身に着けた。
しかしさすがに深夜の小学校にトランクスとTシャツ姿でいるとこを見つかったら問答無用に捕まると思い、Aはその後は見つからないように帰路に着いた。
途中、後ろから何か追いかけられているような気はしたものの、あえて振り返らず小走りで十分ほどで家に着いた。
Aはそのままお風呂に入り、逃げるように布団に入ると眠りに付いてしまった。
そして翌日、Aは眼を覚ますとすぐにBのことが気に係り電話を入れた。
「なんだよ、こんな朝っぱらから‥」
Bは何事も無かったのかのように話している。
Aは不思議ながらもあの後の経緯を尋ねた。
「は?何言ってんの?昨日ずっと家にいたし。まずお前に電話なんてかけてないし。」
予想外の返答が帰ってきた。Aは必死に昨日の出来事を説明した。
「どうせ夢の中のことだろ?お前寝ぼけすぎ。」
Bの返答に苛立ったものの、同時に安心感も出てきた。
そしてそのまま電話を切り、何気なく着信履歴を確かめていた。
どうせ残って無いだろと思ったのもつかの間‥‥
あった!
確かに昨日の夜十時にBから着信がある。Aはとっさにバックを確かめた。
昨日のままだ。
これは変だと思い、昼になるとBの家に行った。
Bはやはり何も無かったかの様な対応で、おばさんに聞いてもBはその時間にしっかり家に居たと言う…。
Bがその川原に確認に行こうと言い出したが、Aはとてもそんな気にはなれず遊ぶことも無く家へ帰った。
そして夜が来て、Aがもう昨日の事は忘れようとテレビを見ていた頃である。
突然Aの携帯が鳴った。Bからである。
何か思い出したのかな、と思いその電話を取ってみると、
「なんできのうは逃げちゃったの‥‥‥‥」
それは明らかにBの声では無かった。
Aは一気に寒気に襲われ、そのまま急いで電話を切った。
再びAの携帯が鳴る。予想通りBから…いや、謎の者からだ。
Aはすぐに電源を切った。しかしそれでもしつこく着信音のみが鳴り響いたと言う…。
その後は何も無いらしい‥。
しかしその川の下流では毎年数人は溺れて犠牲になっていることは紛れも無い事実である。その原因はただ川に溺れてしまっただけなのかどうかは分からないが…。
2008年03月28日
人面瘡
船乗りジョンが入れ墨を彫ってもらいました、しばらくすると入れ墨が膿んできました。
その膿みは女の顔になりました。ジョンは医師が
『気持ち悪いから取ってしまいなさい』
と勧めましたが、美人なのでそのまま放っておき、”ジェニー”と名付け寝るときにキスをする
始末でした。
…それから数ヶ月後
町に包帯をまいた女性があるいていました、彼女は医師に相談にきました。
『気味の悪い痣があるんです…切り取ってください。自分のことを”ジョン”っていう人面瘡なんです』
その膿みは女の顔になりました。ジョンは医師が
『気持ち悪いから取ってしまいなさい』
と勧めましたが、美人なのでそのまま放っておき、”ジェニー”と名付け寝るときにキスをする
始末でした。
…それから数ヶ月後
町に包帯をまいた女性があるいていました、彼女は医師に相談にきました。
『気味の悪い痣があるんです…切り取ってください。自分のことを”ジョン”っていう人面瘡なんです』
2008年03月27日
うなされる理由
夜、ぐっすり寝ていたTさんが急にうなされはじめました。
一緒に寝ていた母親が起きて様子を見ると、Tさんはうなされながら
「腕が痛い腕が痛い」
と言っています。
母親は
「ここが痛むのかい?」
と腕を揉んであげますが、今度は
「足が痛い足が痛い」
と訴えます。
言われるがままに腕や足を揉んでいた母親ですが、Tさんは一向に落ち着く様子もなく、更に
「お腹が痛い」
「背中が痛い」
とエスカレートしていきます。
さすがに様子が変だと思った母親が灯りをつけてみると…、そこには中年男性のような別人の顔になったTさんが布団の上でもがき苦しんでいました。
仰天した母親ですが、すぐさま仏壇の前にTさんを運び、
「ここはあなたの来るような所ではありません行くべき処お帰りください」
というような事を必死に訴え、祈り続けました。
その甲斐あって、Tさんも次第に落ち着きをとり戻し、元に戻っていきました。
翌日知った事ですが、前の晩、近くの交差点で交通事故があり中年の男性が一人亡くなっていたそうです。
時刻はTさんがおかしくなった時とほぼ同じ。
──この出来事はTさん本人も覚えていなかったのですが、高校生になって初めて母親から直に聞かされたそうです。
一緒に寝ていた母親が起きて様子を見ると、Tさんはうなされながら
「腕が痛い腕が痛い」
と言っています。
母親は
「ここが痛むのかい?」
と腕を揉んであげますが、今度は
「足が痛い足が痛い」
と訴えます。
言われるがままに腕や足を揉んでいた母親ですが、Tさんは一向に落ち着く様子もなく、更に
「お腹が痛い」
「背中が痛い」
とエスカレートしていきます。
さすがに様子が変だと思った母親が灯りをつけてみると…、そこには中年男性のような別人の顔になったTさんが布団の上でもがき苦しんでいました。
仰天した母親ですが、すぐさま仏壇の前にTさんを運び、
「ここはあなたの来るような所ではありません行くべき処お帰りください」
というような事を必死に訴え、祈り続けました。
その甲斐あって、Tさんも次第に落ち着きをとり戻し、元に戻っていきました。
翌日知った事ですが、前の晩、近くの交差点で交通事故があり中年の男性が一人亡くなっていたそうです。
時刻はTさんがおかしくなった時とほぼ同じ。
──この出来事はTさん本人も覚えていなかったのですが、高校生になって初めて母親から直に聞かされたそうです。
2008年03月26日
スピード違反のときは
新米警官が、スピード違反の車を捕まえた。
「50キロオーバーですな。免許証を拝見します」
「そんなの持ってないよ。昔っからな」
「なんだって!無免許運転か・・これはあんたの車なのかね?車検証を見せてもらおう」
「うんにゃ。盗んだんだ。車検証ならダッシュボードん中にあったな。さっき、拳銃をしまった時に見た」
「拳銃だって!あんた、拳銃を持ってるのか?」
「ああ。車の持ち主の女を殺すのに使ったんだ」
「な・・なんだと!」
「死体は、トランクに入れといたんだ」
若い警官は真っ青になって、無線で応援を呼び寄せた。
30分後、駆けつけたベテランの警官に男は尋問されていた。
「まず、無免許運転だそうだが」
「免許証は、ここにちゃんとあります」
「・・・車を盗んで、拳銃がダッシュボードにあるそうだが」
「とんでもない!ダッシュボードの中は、ほら。車検証しかないし、名義も私の免許証と同じでしょう?」
「うーむ。トランクに死体があると、聞いたんだが」
「そんなバカな!今トランクを開けますから見てください・・・ほらカラッポじゃありませんか」
「おかしいなぁ。新米のやつは、君が無免許運転で、車の窃盗、拳銃がダッシュボードにあって、死体がトランクにあると言っていたんだが・・・」
「とんでもない嘘つきですね。もしかして、私がスピード違反だとも言っていませんでしたか?」
「50キロオーバーですな。免許証を拝見します」
「そんなの持ってないよ。昔っからな」
「なんだって!無免許運転か・・これはあんたの車なのかね?車検証を見せてもらおう」
「うんにゃ。盗んだんだ。車検証ならダッシュボードん中にあったな。さっき、拳銃をしまった時に見た」
「拳銃だって!あんた、拳銃を持ってるのか?」
「ああ。車の持ち主の女を殺すのに使ったんだ」
「な・・なんだと!」
「死体は、トランクに入れといたんだ」
若い警官は真っ青になって、無線で応援を呼び寄せた。
30分後、駆けつけたベテランの警官に男は尋問されていた。
「まず、無免許運転だそうだが」
「免許証は、ここにちゃんとあります」
「・・・車を盗んで、拳銃がダッシュボードにあるそうだが」
「とんでもない!ダッシュボードの中は、ほら。車検証しかないし、名義も私の免許証と同じでしょう?」
「うーむ。トランクに死体があると、聞いたんだが」
「そんなバカな!今トランクを開けますから見てください・・・ほらカラッポじゃありませんか」
「おかしいなぁ。新米のやつは、君が無免許運転で、車の窃盗、拳銃がダッシュボードにあって、死体がトランクにあると言っていたんだが・・・」
「とんでもない嘘つきですね。もしかして、私がスピード違反だとも言っていませんでしたか?」
Posted by ドケット at
23:45
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