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2007年11月30日

ジャンプする男

残業になり終電で帰った時の事、アパートの前まで
来ると、スーツ姿の中年の男が立っていました。

ギョッと驚いた彼女が思わず立ち止まると中年の男が
振向き、じっとこちらを睨んだそうです。
(なに?このオヤジは)と思っていると、いきなり
男は、彼女のアパートと隣の家の間に立つフェンスに
よじ登ったそうです。フェンスに腰掛けて足をブランコ
遊びの様にブンブン振ると、道路にジャンプしました。

ビックリして固まった彼女の前で、中年の男はフェンス
へ登り、ジャンプして降りる行為を繰り返し始めたのです。
何ていうか、まるで檻の中でクルクル廻って遊ぶ
ハムスターの様だったそうです。

(とてもじゃないけど、側を通り抜ける事なんて出来ない)
そう思った彼女は、駅の方へ向かって走って戻り、途中で
携帯で警察に通報しました。
すぐにパトカーが来たのですが、中年の男は消えていました。

駅前の交番で尋ねたのですが、3ヶ月経った今でもあの
中年の男は見つかっていないそうです。
  


Posted by ドケット at 12:19Comments(0)

2007年11月29日

山菜

ある人のおばあさんは山菜採りが好きで、採ってきては山菜料理を作ってくれる。彼はその料理が好きだった。

あるときおばあさんに山菜採りに狩り出され一緒に採りに行く事になった。山菜が良く採れるポイントがあるというのでそこへ車で向かった。

おばあさんが運転する車は何かの施設の中へと入って行く。ここはどこだろう?と思っていると大きな煙突が見える、そしてそこが火葬場だとわかった。

おばあさんの話では火葬場の近くには山菜がたくさんり、しかもビックサイズ。誰も採りに来ないからたくさんあるのはわかるが、ビックサイズとはなにか意味深である。

おばあさん曰く「栄養があるからねえ」とのこと。
それからというもの彼はおばあさんの山菜料理はあまり食べたくなくなった。

  


Posted by ドケット at 12:12Comments(0)都市伝説

2007年11月28日

トイレの落書き

あるサラリーマン(以下Aさん)が、酔っ払いながら自宅に向かっていました。

しかし、いきなりトイレに行きたくなり、近くにあった公園のトイレに入りました。そこのトイレの壁にはいろんな落書きが書いてありました。

Aさんが用を足しているとき、ピンクのペンで書かれた「助けて」という落書きがAさんの目に入りました。


酔っていたこともあり、「いいよ」とAさんが書いてしまいました。

そして何日か経ったある日、再びAさんはあのトイレに行きました。

「いいよ」と書いた下に、「XXX-XXXX-XXXXに電話して」と返事が書いてありました。

Aさんは電話をしました。すると、使用禁止のトイレから携帯の音が…。



  


Posted by ドケット at 12:03Comments(0)

2007年11月27日

山の仮設トイレ

ある中学生二人組みが山奥にある神社に遊びに行ったときの話。

その神社は長い階段や雑草の生い茂る道などかなり険しい作りになっておりほとんど人が近づく事はないという。だからこそ冒険心旺盛な二人組みにはうってつけの場所だった。

数十分歩きようやく神社に着くと二人は記念撮影をしたり隠し持ってきたタバコを吸ったりボール遊びをしたりして数時間過ごした。

あたりが暗くなり始めた頃A君
「ウンコがしたくなってきた。」

するとB君は神社の裏を指差し
「あそこに仮設トイレがあるみたいだよ。」

A君は急いでトイレに近づくが何かおかしい。仮設トイレは排泄物の臭いとはあきらかに異なる激しい腐乱臭を発しており苔や錆だらけで少し傾いている。

A君は気が進まなかったが藪で用を足すわけにもいかず
しかたなくトイレのドアに手を伸ばした。

すると奇妙な物を目にする。

ドアノブの隣に鍵が付いているのだ。

内側ならまだしも外側のノブに鍵。

そもそも冷静に考えるとこの神社は山奥、車が通れるような場所では無い。ここに仮設トイレが存在する事自体がありえないのだ。

凄まじい恐怖心にかられたA君はB君に事情を話し猛スピードで山を降りていったと言う。
  


Posted by ドケット at 11:59Comments(0)怪奇 心霊

2007年11月26日

目続き男

ある男がバイクで夜道を走っていると後ろから一台のバイクが近づいてきた。

バイクはハイビームにして後方にから近づき挑発的な動きをしてくる。

ついにはそのバイクに追いつかれ横に付かれたため、しかたなく路肩にバイクを停めると相手の男も同じくバイクを停めた。

黒のフルフェイスヘルメットに黒のレザージャケット。黒ずくめで見るからに怪しいその男はじりじりと近づいてきてこう言った。

「格好いいだろう?」

はじめは良く意味が分からなかったがしばらく考えると納得した。相手の男は自分の頭部を指差している。

「・・・きっとヘルメットを自慢したいんだな。・・・」

面倒な揉めごとは避けたかったため

「ええ。とてもかっこいいですね」

男は当たり障りない対応をして、その場を立ち去ろうとする。

すると黒ずくめの男は「これでも?かっこいい??」といいながらヘルメットを外した。

その「顔」を見た瞬間男は気が遠くなった。

2つの目がつながって一つになっており

まるで、「モーレツ ア太郎」の「ホンカン」だったそうである。  


Posted by ドケット at 11:23Comments(0)

2007年11月25日

辞めた理由

Sは昔から大の鉄道好きで、高校で知り合った頃から、将来は電車の運転手になるのだと言っていました。
高校卒業後は、余り会うこともありませんでしたが、
数年経って、他の友人からSが望み通り運転手になったと聞きました。

それから更に数年後、高校の同窓会があり、久しぶりにSと再会しました。

Sに、「念願の運転手になれて良かったな、仕事は楽しいか?」と聞くと、
Sは俯いて黙ってしまいました。

「どうした、嫌な上司でも居たか?」と更に聞くと、
Sは小声で、「俺さ、もう辞めたんだ。電車はもう好きでもない。」と言いました。

俺「なんだ、あれだけ夢見てたのに。客とトラブルでもあったか?酔っ払いにでも絡まれたか?」

昔のSは三度のメシより鉄道、みたいな感じだったので、何事かと思いました。

S「いや、そんなトラブルなら良いんだよ。なんとも思わない。・・・けど、アレはダメだった。」

俺「なんだ?何があったんだよ。」

話しづらい事かとも思いましたが、気になったので聞いてみました。

するとSは、運転手になってから体験したことを話してくれました。

ある日、Sがいつも通りの運行で駅に向かっていると、
駅で誰かが緊急停止のボタンを押したらしく、Sは慌てて電車を止めました。

駅に差し掛かるところで電車は止まりましたが、駅の中ほど、線路の上を見て、Sは驚きました。
線路の上に浮浪者が横になっていました。

どうやら自殺しようと、レールを枕にして横になっていた浮浪者は、ただちに職員に起こされましたが、
その際、駅のホームにいた見知らぬお婆さんが、Sに向かって、「止めるな!轢け!轢けーーー!!」と叫んでいたそうです。

これも確かに嫌な出来事ですが、Sが辞めることを決定付けた事は他にありました。

別の日、Sが電車を走らせていると、突然ひどい耳鳴りに襲われたそうです。

ちょっと気分が悪いな、と思っていたとき、それは起こりました。

線路の遥か前方に人影のようなものが見えました。

それは段々と大きくなって行き・・・Sはそれ何であるか、理解しました。

しかし分かったときにはもう手遅れでした。

それは、ランニング姿の若い男が、線路の上を電車に向かって走ってくる姿でした。

男は両手を挙げ、満面の笑みで電車に突っ込んできました。

衝突の瞬間、訳の分からない奇声を発しながら、男は前方にジャンプし、
まるで自分に飛び掛ろうとしたように見えた、とSは言っていました。

男はずっとSの目を見つめており、Sも何故か目を背けられなかった、とも。

あまりの事にブレーキすら出来ず、電車とまともに衝突した男は、バラバラに吹き飛んだそうです。
その時の有り様は、言葉にはできないようでした。

他にも人身事故は多数ありましたが、ランニング姿の男の件でSは参ってしまい、
仕事を辞めることにしたそうです。
  


Posted by ドケット at 09:53Comments(1)都市伝説

2007年11月24日

立入禁止

AとBの男二人が、とある深い山間に川釣りに出かけた。
全く知らない土地で多少不安はあったものの陽気につられてしまい、
つい山の奥まで舗装されていない道路を沢沿いに車を走らせる。
釣れそうなポイントはないかと探していると、道沿いに少し雑草の茂った広場があり、
林に囲まれた沢に通じる小道への入り口が見えた。
まだ先に道は通じているものの長時間の運転だった為、もうここしかないな、と車を降りてみる。
と、その小道の入り口に木製の古びた看板に、「立入禁止」と筆書きしてある。
つまり穴場ってことだな、と勝手な解釈をする二人。
気にせず緩やかな下り坂を数十メートル進むと、上流から大きな岩が連なる沢へとたどり着いた。
ここなら良さそうだ、と釣りの準備を始める二人。
その場所からは、林の隣接した上流の景色が数キロにわたって眺められ、
青い空と白い雲の下、木々の緑と川のせせらぎが堪能できた。
沢沿いの小道もそれに沿って続いていたので、
仮にその場所で釣れなかったら、いつでもポイント移動しようと二人は川に糸をつるす。
熱くもなく寒くもない、紅葉の垣間見える山間での午前11時ごろの魚釣り。
あまりの陽気と早起きしての長時間の運転の為か、
Aはついうとうとし始め、この景色を見れただけで十分という気になってきた。
二人の竿には何もかからない。
一時間位たっただろうか、Bがポイントを上流へ変えてみると告げと移動した。
黒いジャンバーのBの背を生返事で送りつつ、多少強めの日差しを感じ眠気を覚ますA。
あまり奥まで行かないよう言うべきだったかなと、多少後悔しつつもぽかぽかとした暖かさには勝てず
帽子を目深にかぶり直して、後ろの岩に背を持たせる。
川の流れる音が心地よい・・・

何かが、ピカッと光った。
目を覚ますA。
どのくらい時間がたったのだろうか、竿に引きはなかったようだ。
うつろな目で上流に見るもBの姿は確認できない。
岩陰のどこかにいるのかな思いと竿のえさを付け替えていると、
何やら上流数キロ先の小道から、黒い服装の人物が手を振りながら歩を進めてくる姿に気付いた。
黒ジャンバー、Bか、何だろ?とBらしき人物に手を振り返してみる、あまり視力の良くないA。
それにしてもずいぶん奥まで行ったもんだと多少呆れて見ていると、まだ手を振っている。
こちらからBが見えてるのだから、当然Bもこちらが見えて手を振ってるはずなのに・・・
何かあったのか、大物でも釣れたのか・・・?
聞こえるかどうかは別にして、どうした~~~!?とAは大声を上げてみる。
木霊する訳でもない声は川のせせらぎの音にかき消されたらしく、
Bは腕を振り回すといってもよい位、手を振り続けているように見える。
そして、その腕が時折チカチカ光っている。おそらくBの付けてる腕時計が、
日光で反射しているのだろう・・・さっきはそれで自分は起きたのかな?
しばらくそのまま様子を見ていたAだが、少し妙なことに気付いた。
手を振り回す動きの速度に比べて、その歩みが余りに遅すぎる。
急ぎであれば小走りくらいするはずが、そのようには見えない。
よく見ると右足を引きずっているようにも見える・・・
いかん、Bの奴、怪我してたんだ!
自分の鈍感さに嫌気が指しつつ釣り場を離れBの元へと急ごうとするA。
川沿いの岩場から小道までたどり着き駆け寄っていこうとした瞬間、Aは我が目を疑った。

目に自信のないAにも確認できる500m位先の岩場に、釣り糸を下げているBがいた。
目を凝らして見る。間違いない、明らかにBだ。
今までAのいた場所からは、単にBの姿が岩陰になって見えなかっただけだったのだ・・・
とりあえず、良かった・・・と安堵するも
では、1km程先で今も手を振り続けている人物は誰なのか・・・?

多少不気味さを感じつつも、足を引きずってるのだから確認しなければ、と思い直すA。
人の心配もよそに釣りに夢中になっているBを憎らしく思いつつ、
Bの方がその人物に近い為、Bに対しておーい!を声をかけるA。
その人物と同じように手を振りながら幾度か大声をあげていると、やっとBが気付いてくれた。
どうした?というような素振りを見せるBに対し、
その腕を振り回す人物の方を何度も大げさな素振りで指し示すA。
きょとんとした表情を浮かべたようなBがどうにかその人物の姿に気付き、
しばらく確認していたのだが・・・

突然、驚いたような素振りを見せたBが、岩場から足を滑らせた!
何か慌てた様子に見えるが、Aからは何が起こったのかわからない・・・
滑った時腰を強く打ったらしいが、痛がりつつも大慌てで竿と荷物をまとめようとするB。
理解できないながらも手を振る人物よりBの事が気になりだし、小道をやっと上流に歩み始めるA。
その人物の姿も徐々に大きく見えつつあるが、視力の悪いAにはいまだ全貌は確認できない。
Bは何やら言葉にならない言葉を叫びつつ、足の悪い岩場からほうほうの態で小道へとたどり着いた。
A、B,腕を振る人物、の三人がほぼ一直線500m位の中に等間隔でいる形・・・
Bは息を切らせつつ、一度だけその人物の方を振り返るとあらん限りの力でAの元へと走り寄って来た。
何なんだ、どうした!?とAも訳がわからず歩み寄りBの荷物を受け取ろうとするが、
いいから、急げ、急げ!!とやっと理解できるような言葉を振り絞るB。
BがAの右腕を引っ張りつつ車の方へと引き返そうとするも、その人物の姿から目の離せないA。
いいから、いいから、と一度渡した荷物を取り上げ、結局動かないAを諦め走り去るB。
少しずつAとその人物の距離が近まる、一体何なんだ?、目を凝らして見る・・・

・・・やっと、分かった・・・・・







残バラ髪の頭から血を流した鎧を着た武者姿の男が、
狂ったように刀を振り回しつつ足を引きずりながら、
必死の形相で何やら叫び近づいて来ていたのだった・・・

あの光は、刀に反射したのか・・・?
と、思った瞬間やっと我に返り全力疾走で小道を引き返すA。心臓が痛いようだが気にしてられない。
自分の釣り道具も沢にそのまま、何とか車にたどり着き
車中で震えてAを待つBと共にその場を離れる事ができた。
帰りの山道もなお、長い・・・ 放心状態の二人、無言の車中。
途中、地元の農家の人らしい老人が歩いていたのでAはとっさに車を降り、尋ねた。

すみません!上流の広場あたりで・・・

・・・おぉ、あそこか、立入禁止の看板立っとったろうが?

・・・・・・・・・・・・

  


Posted by ドケット at 12:33Comments(0)怪奇 心霊