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2008年12月12日

中古車

ある中古車のイベントに来たカップルがディーラーにいきなりこう言った。

「すみません、あそこにあるランサー。事故車ですよね」 確かにその通りだったが、ディーラーは慌てながら聞いた「すみません、大きな声では言えませんが、なんで知ってるんですか?」


「たまたま、似た色の車が前に事故っていたのを、見ていたもので、もしかしてと思いました。けど、事故車とはいえこんなに安いのなら俺欲しいな。」すると彼女も「なんか良いね、これにしない?」ディーラーはここぞとばかりに購入を勧めた。そして売買が成立した。書類を書いてもらい、月曜日に取りにくる事になった。



だが当日カップルは来なかった。




























次の日書類の番号に電話をすると、男の母親がでた。「家の息子なら、半年も前に事故で亡くなりましたよ。」まさかと思い続けて聞いた「もしかして黄色のランサーで、女性も一緒でしたか?」すると「はい、その通りです・・・」後に知った事だが、納車日の8月14日が2人の命日だった。

  


Posted by ドケット at 12:11Comments(0)都市伝説

2008年12月04日

タクシー

タクシー運転手Aさんは、とある雨の夜に夜勤で車を走らせていた。

「こんな日は出るって噂なんだよな」

ここ数日は何故か客を拾えず、噂のせいもあって鬱々とした

気持ちでいたAさんの目に、道ばたで手を挙げる女性の姿が移った。

「おっ、客だ」

さっそく車を停め、その女性を乗せたAさん。

行き先を聞いて走らせるうちに、女性が噂に語られる幽霊の特徴と
酷似していることに気が付いてしまった

「まさか・・・」






Aさんは平静を装いながら、内心はかなり怯えてしまった。







気になり出すと、どうしても女性が幽霊に思えてしかたがない。





「どうして俺がこんな目に・・・ 成績も落ちてるってのに・・・」








車も放り捨てて逃げ出したい気持ちに駆られた。







そこでAさんはハッと気が付いた。自宅のすぐ近くに来ている!





「お客さん、私ちょっと家に忘れ物してきちゃいまして、
すぐそこですので取りに行っていいですか?」







「・・・はい、どうぞ」














か細い声で女性は答えた。







後部座席で、女性は内心ほくそ笑んでいた。




(幽霊のふりするだけで、こんな簡単にただ乗りできるなんてね)




タクシー幽霊の噂が立ち始めたころに手口を思いつき、
以来ずっと常習犯だったのだ。

















やがて車は大通りを外れて住宅街に入っていき、ある家の前で停まった。







「ここです。すぐ戻ってきますから、ちょっと待ってて下さい」







Aさんは家族の待つ家に戻りながら、安堵と幸福感で満たされた。
(ああ、やっと帰ってこられた・・・)








女性は大人しく待っていた。







しかし5分経ち、10分が過ぎてもAさんは戻ってこない。







「変ねえ、見つからないのかしら」



あまりに遅いので、とうとう幽霊のふりをするのもやめにして
呼びに行ってみることにした。


ピンポーン


チャイムを鳴らすと、Aさんの妻と思しき年格好の女性が出てきた。







心なしか元気がなく落ち込んだ様子だった。






「どちら様でしょう・・・?」








「あの、私今までご主人のタクシーに乗っていた者ですが」








女性がかいつまんで事情を話すと、妻の顔色が見る見る変わっていった。







「そ、それは何かの間違いです・・・ 主人は3日前に亡くなったんですから」
妻はそれだけ言うと泣き崩れた。








女性は驚いて後ずさった。その目に家の表札が映った。








書いてあったAさんの名前、その名前に女性は覚えがあった。


























































































数日前ニュースや新聞で騒がれた、タクシー強盗殺人の被害者だった・・・  


Posted by ドケット at 12:07Comments(0)都市伝説

2008年11月26日

コインロッカー

ある女が赤ちゃんを産んだものの育てられず、駅のコインロッカーに遺棄して死なせてしまうという痛ましい事件が発生した。
















警察の懸命の捜査も虚しく、遺棄した人物は特定できず、その女は平穏な生活へ戻っていった…





















それから数年後、その女はごく平凡なサラリーマンと結婚し、幸せな家庭を築いていた。そして、結婚2年目のその身体には、新たなる生命が宿っていた。その女にとっては、2度目の妊娠であった。
























妊娠してみて、その女は初めて、以前捨てた子供のことに思いをはせた。「これから産もうとする子と比べ、なんて可哀相なことをしたのだろう…」女は自責の念に駆られ、人知れず涙した。

























そしてその女は、「せめて花だけでも添えて供養したい」と思い、花を持参して赤ちゃんを捨てたコインロッカーの所へ向かったのであった。
















あの日以来、決して足を向けることのなかったその駅は、数年の歳月を経て、その雰囲気は大きく変わっていた。

















そのため、女は例のコインロッカーの場所がわからず、途方に暮れるのであった。



















交番や駅員、あるいは町行く人々に聞けばよいのだが、「後ろめたい事をしている」という気持ちのせいか、それもできず、いたずらに時間だけが過ぎていった。
























身重の身体がきつくなってきた。























その時、「コインロッカーを捜してるの?」と、突然背後から声がした。振り向くと、そこには8歳ぐらいの色白の男の子がたっていた。女が「うん、そうなんだけど、場所がわからなくて…」と言うと、男の子は、「僕、知ってるよ!こっちだよこっち」と言って、女の手を取り迷路のような構内を走り始めた。


























心身ともに疲れきっていた女は、その子供に引かれるまま、その後を着いていった。






























そして、女はあのコインロッカーの前に辿り着いた。























そう、そこは確かにあの時のコインロッカーだった…女は、安堵感から「フー」と一息ついた後、男の子に「ありがとう」と礼を言った。男の子は、ニコリともせず、ジーッっと女の顔を見ていた。




























その時になって初めて女は、いくつかの不審点に気がついた。
































この男の子は、どうして1人なのだろう?なんで、こんな迷路のような駅の構内を熟知しているのだろう?そして。どうしてこの子は、私がコインロッカーを捜していることがわかったのだろう?女は、恐る恐るその子にきいてみた。

















































「僕、1人みたいだけど、ママとかは一緒じゃないの?」すると男の子は、ようやく女から視線を外して、うつむき、小さな声で「ママは…ママは…ママは…」と呪文のように唱えた後、再び女の方を向き、





















































「ママはお前だぁ~」と叫んだのであった。そして、翌日、無理矢理ロッカーに詰め込まれた女の死体が発見された。そのロッカーの前には、女を供養するかのように「花」が添えられていた。その花が、女自身が持参したものであることは、誰も知らない…
  


Posted by ドケット at 12:21Comments(0)都市伝説

2008年11月23日

エレベーターの少女

あるマンションでおきた話だ



夜中になると一人でエレベーターに乗っている5歳くらいの女の子がよく住民に目撃されるようになった









その女の子の乗ったエレベーターは必ず屋上でとまる











屋上には当然だけど部屋なんてないし、そもそも夜中に一人で小さな子供がエレベーターに乗っているのがおかしい











そんなわけで、その女の子の存在は住民の間で軽く噂になっていた










ある日そのマンションの住民が夜仕事から帰ってきた










エレベーターホールに着くと、エレベーターがちょうど閉まりかけている












彼は急いでエレベーターに駆け寄り、ボタンを押す









ぎりぎりで間に合い、エレベーターのドアが開いた












中を見た彼は思わず声を上げそうになった












そこには5歳くらいの女の子が乗っていて、ボタンを見るとRの所にランプがついている











ひょっとしてこれが噂の女の子だろうか?乗るのをやめた方がいいんじゃないだろうか、でも目の前にいる女の子はいたって普通で、怪しいところなんて特にない、ただの子供だ。そんな子供に怯えて逃げ出すのも少し情けない











「何階ですか?」










女の子にそう声を掛けられて、彼は自分がしばらくの間女の子を見つめて立ち尽くしていることに気がついて、ちいさな女の子に怯えていたじぶんがバカらしくなった。

















女の子はいたって普通だし、じっと女の子を見つめていた自分の方が危ない奴みたいな気がしてきた。
















「5階押してくれる」



















そういって彼はエレベーターに乗ることにした


















女の子は背が小さくて、一生懸命背伸びをして5階のボタンを押してくれた















一生懸命なその姿がなんとなくかわいくて、彼は女の子を怖がっていた自分を恥ずかしく思った
















エレベーターは何事もなく無事に5階に到着した










出ようとするとき女の子は「さようなら」と言った、彼も微笑ましい気持ちで「さようなら」と挨拶した












女の子はとても感じのいいかわいらしい子で、彼は自分の家のドアに向かう廊下を歩きながらずっとその女の子のことを思い返していた






















その時あることに気がついた
































































































そのマンションは10階建てで彼の部屋は5階にある
女の子は一生懸命背伸びをしてやっと5階のボタンを押してくれた

屋上は当然ながら10階の上にあるわけで、あの女の子の身長ではどうやってもエレベーターのRのボタンは押せないはずだった・・・
  


Posted by ドケット at 13:27Comments(0)都市伝説

2008年11月21日

助けて

ある少年が近所の池に友人と遊びに行った。二人はしばらく池のほとりでふざけあっていたのだが、何かの拍子で少年は友人を突き飛ばし、池に突き落としてしまう。


 「助けてー、助けてー」




 泳げない友人は必死になって助けを求めたが、怖くなった少年はそのまま友人を見捨て、逃げ出してしまった。









翌日、捜索に出た大人たちによって、友人の死体が引き上げられた。その日以来、少年はその池の近くを通らなくなった。








 それから長い月日が流れた。少年は立派に成長し、一児の父となっていた。ある日のこと、帰りが遅くなった彼は近道をするためにそれまで避けていた例の池の側を通って家路につくことにした。ところが、彼が池の近くを歩いていると、池の中から小さな子供の声が響いてくる。








 「助けてー、助けてー」









 聞き間違いではない。きっとあの時の友人がの霊がさまよい出てきたのだ。
 「助けてー、助けてー」








 声は未だやむことなく聞こえてくる。








 「ごめんなさい、ごめんなさい」














 彼はそうつぶやくと耳を押さえてその場から駆け出し、家まで逃げ帰った。












































 「ただいま。今帰ったよ」
 彼は呼吸を落ち着けると、出来るだけ平静を装いながら玄関をくぐる。すると、彼を迎えた妻が一言、心配そうな顔でこう言ってきた。
 「あなた、うちの子を見ませんでした?近所の池まで遊びに行ったきり、まだ帰ってきてないのよ」  


Posted by ドケット at 09:33Comments(0)都市伝説

2008年11月19日

デビット

某銀行に中年女性から苦情の電話があった。



「ちょっと!私の口座から勝手にお金が引き落とされているのよ!!」





銀行員はあっけにとられ、黙って聞いているとヒステリックな声で「デビットって誰よ!!」と叫んだ。







通帳の引き落とされた金額の横にデビッ○という名前があるというのだ。







銀行員はピンと来て














「お客様、カードを使われた覚えはございませんか?」























































「あ、そうだったわ・・・・」と女性は恥ずかしそうに電話を切った。









通帳に書かれてあった見知らぬ外国人の名前、それはキャッシュカードの名前だった。  


Posted by ドケット at 18:07Comments(0)都市伝説

2008年11月17日

半分こ

あるところに、とっても仲のよい双子がいました。


二人は、産まれてからずっといつでもなんでも"半分コ"にして両親に育てられました。


二人が仲良く成長して、大学生になったとき姉妹は同じ人を好きになりました。


そしてその男は姉の方を選びました。


その事が引金になったのか?妹は家を出ていきました。



やがて姉は彼と結婚しました。








二人は新婚生活を幸せにおくっていました。




でも姉は妹の事が気掛かりでした。





そんなある日の事。
夫が会社に出かけたまま行方不明になりました。



夫を心配する姉。




ある日姉の家に大きな荷物が届いた。


送り主を見ると妹の名前が・・
厳重に包まれた荷物を開けると一枚のカードが。













































































そこにはこう書かれていた。
「いつも半分コね」
慌てて包みを開けると、そこには半分にされた夫が入っていた。  


Posted by ドケット at 09:46Comments(0)都市伝説