2008年11月23日
エレベーターの少女
あるマンションでおきた話だ
夜中になると一人でエレベーターに乗っている5歳くらいの女の子がよく住民に目撃されるようになった
その女の子の乗ったエレベーターは必ず屋上でとまる
屋上には当然だけど部屋なんてないし、そもそも夜中に一人で小さな子供がエレベーターに乗っているのがおかしい
そんなわけで、その女の子の存在は住民の間で軽く噂になっていた
ある日そのマンションの住民が夜仕事から帰ってきた
エレベーターホールに着くと、エレベーターがちょうど閉まりかけている
彼は急いでエレベーターに駆け寄り、ボタンを押す
ぎりぎりで間に合い、エレベーターのドアが開いた
中を見た彼は思わず声を上げそうになった
そこには5歳くらいの女の子が乗っていて、ボタンを見るとRの所にランプがついている
ひょっとしてこれが噂の女の子だろうか?乗るのをやめた方がいいんじゃないだろうか、でも目の前にいる女の子はいたって普通で、怪しいところなんて特にない、ただの子供だ。そんな子供に怯えて逃げ出すのも少し情けない
「何階ですか?」
女の子にそう声を掛けられて、彼は自分がしばらくの間女の子を見つめて立ち尽くしていることに気がついて、ちいさな女の子に怯えていたじぶんがバカらしくなった。
女の子はいたって普通だし、じっと女の子を見つめていた自分の方が危ない奴みたいな気がしてきた。
「5階押してくれる」
そういって彼はエレベーターに乗ることにした
女の子は背が小さくて、一生懸命背伸びをして5階のボタンを押してくれた
一生懸命なその姿がなんとなくかわいくて、彼は女の子を怖がっていた自分を恥ずかしく思った
エレベーターは何事もなく無事に5階に到着した
出ようとするとき女の子は「さようなら」と言った、彼も微笑ましい気持ちで「さようなら」と挨拶した
女の子はとても感じのいいかわいらしい子で、彼は自分の家のドアに向かう廊下を歩きながらずっとその女の子のことを思い返していた
その時あることに気がついた
そのマンションは10階建てで彼の部屋は5階にある
女の子は一生懸命背伸びをしてやっと5階のボタンを押してくれた
屋上は当然ながら10階の上にあるわけで、あの女の子の身長ではどうやってもエレベーターのRのボタンは押せないはずだった・・・
夜中になると一人でエレベーターに乗っている5歳くらいの女の子がよく住民に目撃されるようになった
その女の子の乗ったエレベーターは必ず屋上でとまる
屋上には当然だけど部屋なんてないし、そもそも夜中に一人で小さな子供がエレベーターに乗っているのがおかしい
そんなわけで、その女の子の存在は住民の間で軽く噂になっていた
ある日そのマンションの住民が夜仕事から帰ってきた
エレベーターホールに着くと、エレベーターがちょうど閉まりかけている
彼は急いでエレベーターに駆け寄り、ボタンを押す
ぎりぎりで間に合い、エレベーターのドアが開いた
中を見た彼は思わず声を上げそうになった
そこには5歳くらいの女の子が乗っていて、ボタンを見るとRの所にランプがついている
ひょっとしてこれが噂の女の子だろうか?乗るのをやめた方がいいんじゃないだろうか、でも目の前にいる女の子はいたって普通で、怪しいところなんて特にない、ただの子供だ。そんな子供に怯えて逃げ出すのも少し情けない
「何階ですか?」
女の子にそう声を掛けられて、彼は自分がしばらくの間女の子を見つめて立ち尽くしていることに気がついて、ちいさな女の子に怯えていたじぶんがバカらしくなった。
女の子はいたって普通だし、じっと女の子を見つめていた自分の方が危ない奴みたいな気がしてきた。
「5階押してくれる」
そういって彼はエレベーターに乗ることにした
女の子は背が小さくて、一生懸命背伸びをして5階のボタンを押してくれた
一生懸命なその姿がなんとなくかわいくて、彼は女の子を怖がっていた自分を恥ずかしく思った
エレベーターは何事もなく無事に5階に到着した
出ようとするとき女の子は「さようなら」と言った、彼も微笑ましい気持ちで「さようなら」と挨拶した
女の子はとても感じのいいかわいらしい子で、彼は自分の家のドアに向かう廊下を歩きながらずっとその女の子のことを思い返していた
その時あることに気がついた
そのマンションは10階建てで彼の部屋は5階にある
女の子は一生懸命背伸びをしてやっと5階のボタンを押してくれた
屋上は当然ながら10階の上にあるわけで、あの女の子の身長ではどうやってもエレベーターのRのボタンは押せないはずだった・・・
Posted by ドケット at 13:27│Comments(0)
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