2008年06月20日

俺は・・・・

Y君の友達の住職の話

その住職が二十歳のとき年が近い坊主の卵達と修行のため、お寺に寝泊まりしていた

年が近いこともありすぐに打ち解けみんな仲良くなったという

坊主の卵と言ってもまだ若くやんちゃな盛りである、毎晩夜になると酒を飲んだり怖い話をしたり修学旅行気分だった。そしてだんだんとやることが過激になっていき、調子付いた彼らは罰ゲームでひどいことをやらかした。

その皆が修行している寺には集まった彼らと同じ坊主の卵だったが二十歳で自殺したという若者の骨壷がある。

何かの勝負事をし、負けた奴は罰ゲームとしてその自殺した若者の骨壷に割り箸を刺し、かき混ぜるということをした。

結局集まった坊主の卵達、全員がその罰当たりな罰ゲームを実行したという。坊主がやることとは思えない悪戯である。

ゲームも終わり、いつも寝ている大広間で寝る前に皆で話をしていた。今回の話題は血液型と性格についてである。

「ああ、お前はB型だからそういう性格なんだあ」

「お前はA型だからそんな几帳面なのか」

こんな感じで盛り上がっていた。

「お前等は何型よ?」の質問に一人一人自分の血液型を言っていく

「俺はB型」 「俺はA型」「俺はO型」

「俺はB型・・・・・・」

皆一瞬にして氷ついた。誰もいない方から声がしたのだ。それも今日かき回した骨壷のあるほうから声がしたのだ

「俺は・・・」

その夜はみんなで寄り添い振るえながら寝た。悪戯のせいで霊が怒ってきているのか?

この体験の後から住職は幽霊が見えるようになったという


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Posted by ドケット at 11:50│Comments(0)怪奇 心霊
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