2007年11月10日
座禅
大学生のJさんは恐ろしい体験をしている。
Jさんのサークルで飲み会があり、その日は皆おおいに盛り上がりJさんもサークルの友達も泥酔した。
飲み会がお開きになったあともJさんとその友達は公園でたむろっていた。若者が集まるとろくな事しかしないもので、Jさんたちも例に漏れなっかた。
彼等は住宅地の中に在るお寺のに行き、墓場で暴れた。墓石に上ったり、お供えものを投げたりした。
そしてJさんの友達は卒塔婆を無理やり引っこ抜き、「喝ー!」
と言って、Jさんや他の友達を叩きまくった。
そのとき、「何をやっている!」寺の本堂の方から怒鳴り声がした。見ると坊さんが棒を持って怒鳴りながらこっちに走ってくるではないか。
みんな一目散に逃げ出した。そのお寺は塀で囲まれていたので、皆塀を乗り越えて逃げようとした。しかしJさんと卒塔婆を持った友達は有刺鉄線に服が引っかかり、坊主に捕まってしまった。
「お前等何やってたんだ!」棒を持った坊主の迫力に一気に酔いが覚めた。
「お前等ここに座れ!」そう言うと墓場を囲っている塀に向かって二人を座らせ、精神の修養が足りないと言い、座禅を組めと言われた。
Jさんとその友達はすっかり恐縮してしまい、坊主の言うとおりにした。
そして塀に向かい座禅を組んだ。その間、坊主は二人の後ろをいったり来たりを繰り返していた。
「ずっ、ずっ、ずっ・・・・・」
草履が摺れる音が聞こえている。緊張と恐怖で油汗がにじみ出る。
何時間経っただろう、まだ坊主は許してくれない。そしてまだ二人の後ろを歩き回っている。
二人は真剣に座禅を組んでいた。しかしJさんは酒を飲んでいたのでだんだん眠くなってきた。そしてコックリコックリしていると、「大丈夫か?」友達の声がした。
ふっと後ろを見るとサークルの友達が助けに来てくれた。Jさんは「あの坊さんは?」友人に聞くと、こう説明してくれた。
一度は二人をおいて逃げ出したが心配になり助けに行こうと、墓場に戻ってきたらJさんが一人で塀に向かって座っている姿を見つけたという。
坊さんなどJさんの後ろにいなく、しかも二人ではJさん一人だけだったという。
友達は行方不明。皆必死で探したら寺の本堂の中に倒れていた。しかも何か獣臭いにおいが充満していた。
後になって分かったことだがお寺には坊さんなど、住み込んでおらず、昼間寺に来て管理しているということだ。
そして本堂にいたJさんの友達は何をしていたのかというと、Jさんがこっくりしている間坊さんが
「もうよいから茶でも飲まんか?」
そう言って本堂に友達を上げ、茶を振舞ったという。
しかしその茶の味がおかしかったという、動物の尿のような臭いと妙に塩気のある味がした。そして気が付くとJさんたちに起こされて目が覚めたという。
キツネに化かされたのかと思ったという。
Jさんのサークルで飲み会があり、その日は皆おおいに盛り上がりJさんもサークルの友達も泥酔した。
飲み会がお開きになったあともJさんとその友達は公園でたむろっていた。若者が集まるとろくな事しかしないもので、Jさんたちも例に漏れなっかた。
彼等は住宅地の中に在るお寺のに行き、墓場で暴れた。墓石に上ったり、お供えものを投げたりした。
そしてJさんの友達は卒塔婆を無理やり引っこ抜き、「喝ー!」
と言って、Jさんや他の友達を叩きまくった。
そのとき、「何をやっている!」寺の本堂の方から怒鳴り声がした。見ると坊さんが棒を持って怒鳴りながらこっちに走ってくるではないか。
みんな一目散に逃げ出した。そのお寺は塀で囲まれていたので、皆塀を乗り越えて逃げようとした。しかしJさんと卒塔婆を持った友達は有刺鉄線に服が引っかかり、坊主に捕まってしまった。
「お前等何やってたんだ!」棒を持った坊主の迫力に一気に酔いが覚めた。
「お前等ここに座れ!」そう言うと墓場を囲っている塀に向かって二人を座らせ、精神の修養が足りないと言い、座禅を組めと言われた。
Jさんとその友達はすっかり恐縮してしまい、坊主の言うとおりにした。
そして塀に向かい座禅を組んだ。その間、坊主は二人の後ろをいったり来たりを繰り返していた。
「ずっ、ずっ、ずっ・・・・・」
草履が摺れる音が聞こえている。緊張と恐怖で油汗がにじみ出る。
何時間経っただろう、まだ坊主は許してくれない。そしてまだ二人の後ろを歩き回っている。
二人は真剣に座禅を組んでいた。しかしJさんは酒を飲んでいたのでだんだん眠くなってきた。そしてコックリコックリしていると、「大丈夫か?」友達の声がした。
ふっと後ろを見るとサークルの友達が助けに来てくれた。Jさんは「あの坊さんは?」友人に聞くと、こう説明してくれた。
一度は二人をおいて逃げ出したが心配になり助けに行こうと、墓場に戻ってきたらJさんが一人で塀に向かって座っている姿を見つけたという。
坊さんなどJさんの後ろにいなく、しかも二人ではJさん一人だけだったという。
友達は行方不明。皆必死で探したら寺の本堂の中に倒れていた。しかも何か獣臭いにおいが充満していた。
後になって分かったことだがお寺には坊さんなど、住み込んでおらず、昼間寺に来て管理しているということだ。
そして本堂にいたJさんの友達は何をしていたのかというと、Jさんがこっくりしている間坊さんが
「もうよいから茶でも飲まんか?」
そう言って本堂に友達を上げ、茶を振舞ったという。
しかしその茶の味がおかしかったという、動物の尿のような臭いと妙に塩気のある味がした。そして気が付くとJさんたちに起こされて目が覚めたという。
キツネに化かされたのかと思ったという。
Posted by ドケット at 09:20│Comments(0)
│怪奇 心霊
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