2007年10月13日
かみをくれ
道に迷った旅人が山の中の一軒家にたどり着きました。何とか頼み込んで泊めてもらうことになりました。が、夜中に便所に行きたくなり、庭にある小さな便所に向かいました。
昔の事なので汲み取り式のうす暗い便所でした。
しゃがみこんでいると、下の穴から青白い手がすうーっと出てきて、「か~み~を~く~れ~。」と言うのです。
仕方なく、旅人は置いてあった落とし紙を握らせました。
すると、手はすうーっと下がっていきました。
ほっとしたのもつかの間、また例の手が出てきて「か~み~を~く~れ~。」また落とし紙を握らせると下がっていきました。が、またもや手が出てきて・・・の繰り返し、ついに落とし紙がすべてなくなってしまいました。
それなのにまたもや手が出てきて、「か~み~を~く~れ~。」旅人は「もう、紙はありません!」と叫びました。
すると、その手は「そ~の~紙やな~い~・・・」(ここで少し間をあけて、一番近くの子どもの髪の毛をいきなりつかむと同時に)「この髪じゃ~!!」
昔の事なので汲み取り式のうす暗い便所でした。
しゃがみこんでいると、下の穴から青白い手がすうーっと出てきて、「か~み~を~く~れ~。」と言うのです。
仕方なく、旅人は置いてあった落とし紙を握らせました。
すると、手はすうーっと下がっていきました。
ほっとしたのもつかの間、また例の手が出てきて「か~み~を~く~れ~。」また落とし紙を握らせると下がっていきました。が、またもや手が出てきて・・・の繰り返し、ついに落とし紙がすべてなくなってしまいました。
それなのにまたもや手が出てきて、「か~み~を~く~れ~。」旅人は「もう、紙はありません!」と叫びました。
すると、その手は「そ~の~紙やな~い~・・・」(ここで少し間をあけて、一番近くの子どもの髪の毛をいきなりつかむと同時に)「この髪じゃ~!!」
Posted by ドケット at 11:52│Comments(0)
│怪奇 心霊
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