2007年09月17日

悪魔の足跡

1855年2月8日の朝、イギリス南西部デヴォンシャー州トップシャムのアルバート小学校の校長は、前の晩に降った雪に覆われた村の道に一列に続く足跡を発見した。
足跡は長さ10cm、間隔は20cm程度。

最初、校長は蹄鉄を打った馬の足跡かと思ったそうなんですがね、よく見るとおかしいんだ。
校長が足跡を追っていくと、煉瓦の壁の前で足跡がなくなっている。

しかし、その壁の裏から足跡はまた続いていたそうです。
また、干し草の山で同様に足跡が途切れたかと思いきや、向こう側に続いており、さらには、どういう訳か屋根の上にも足跡が続いていたそうなんです。

しかもその足跡はですね、なんと一晩で60km近くも移動していたらしいんです。
その後、周辺の町でも同じ様な足跡が発見されたそうです。
これらの出来事は、2月16日にロンドン・タイムズで詳細に公表され、この不思議な足跡は一体何者が残したものなのか、人々の間で様々な憶測が飛び交った。

アナグマ説、カワウソ説、ノガン説、ネズミ説、ウサギ説、イタチ説等があげられたんですがね、これらの動物が、60kmもの距離を一晩でを歩き続けたと言うのは考え難い。
この他の説では、実験気球が事故でワイヤーからはずれ、ロープの端で2個のシャックル(掛け金)を引きずった為、足の様な跡を残したというものがあります。
この説なら、一本の足跡の様なものを残したり、壁を昇り、屋根の上に跡が残っていた事にも説明がつく。
事実、付近で実験気球が行方不明になり、後日、捕捉されていたそうなんです。
しかし、足跡発見の前の晩、風は東から西へ吹いていたのに、足跡は円弧を描く様な形で町から町へ移動していたそうなんです。

気球が風に向かって流される事なんて有り得ないのにですよ。
結局、150年経った現在でも、この事件の真相は謎のままです。


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Posted by ドケット at 08:41│Comments(0)怪奇 心霊
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