2008年03月18日
霊安室
某観光バス会社の話。
ここの本社ビルは廃病院を買い取って、そのまんま本社として使ってたんです。
地下には元の霊安室があって、その扉のノブには針金が巻いてあって、入れない様になってます。
そして、問題の仮眠室は、霊安室の真上。
その日、彼は、かねてから色々と噂のあるこの仮眠室に泊まることになったんですが、同僚が口々に言う様な「気が沈む」「重ぉ~い」・・・という感じは、しなかったそうです。
深夜2時頃。
彼は、ふいに手を引っ張られて、目がさめたそうです。
「おじちゃん、おじちゃん、このベッドは、僕のベッドだよ。」見ると、小学校2~3年生くらいの男の子が手を引っ張っていたそうです。
「おじちゃんが寝たらダメなんだよ!!僕のベッドなんだよ!!返してよ、ねぇ・・」
氷のように冷たい手・・・、
陶器の様な青白い顔・・・・・、
赤く腫れ上がった唇・・・・・・・・、
彼には、その男の子が、一目でこの世の者でない事が分ったそうです。
彼は、逃げようと、ベッドから飛び降り、廊下へのドアを開けたんです。
しかし、そこには、30人程の病人?死人?が列をなして歩いていたそうです。
地階へ下りる階段のほうに向かって…。
身動きがとれずに呆然としていると、先程の男の子が、彼の横をすり抜けて列に加わったんです。
そして、男の子は振り向くと、彼にこう言ったそうです。
「○○、お前も早く来いよ」・・・・と。
その瞬間、彼は気付いたそうです。
その男の子は…。
○○というのは、彼の小学校の時のあだ名だそうです。
ここの本社ビルは廃病院を買い取って、そのまんま本社として使ってたんです。
地下には元の霊安室があって、その扉のノブには針金が巻いてあって、入れない様になってます。
そして、問題の仮眠室は、霊安室の真上。
その日、彼は、かねてから色々と噂のあるこの仮眠室に泊まることになったんですが、同僚が口々に言う様な「気が沈む」「重ぉ~い」・・・という感じは、しなかったそうです。
深夜2時頃。
彼は、ふいに手を引っ張られて、目がさめたそうです。
「おじちゃん、おじちゃん、このベッドは、僕のベッドだよ。」見ると、小学校2~3年生くらいの男の子が手を引っ張っていたそうです。
「おじちゃんが寝たらダメなんだよ!!僕のベッドなんだよ!!返してよ、ねぇ・・」
氷のように冷たい手・・・、
陶器の様な青白い顔・・・・・、
赤く腫れ上がった唇・・・・・・・・、
彼には、その男の子が、一目でこの世の者でない事が分ったそうです。
彼は、逃げようと、ベッドから飛び降り、廊下へのドアを開けたんです。
しかし、そこには、30人程の病人?死人?が列をなして歩いていたそうです。
地階へ下りる階段のほうに向かって…。
身動きがとれずに呆然としていると、先程の男の子が、彼の横をすり抜けて列に加わったんです。
そして、男の子は振り向くと、彼にこう言ったそうです。
「○○、お前も早く来いよ」・・・・と。
その瞬間、彼は気付いたそうです。
その男の子は…。
○○というのは、彼の小学校の時のあだ名だそうです。
2008年03月17日
酔っぱらい
ある夜のこと、酔っぱらい運転を取り締まってやろうと1人の警官が騒がしいバーの外で待ちかまえている。
閉店時刻になって、バーからよろめきながら出てきて縁石につまずいた男がいた。
彼は5台もの車にキーを突っ込んだあげく、やっと自分の車を見つけて乗り込んだ。
そしてシートに座ると何分間かキーをもてあそんでいた。
他の客もみんな出てきては車で帰っていく。
最後にようやく彼も車のエンジンをかけることができ、車を動かし始めた。
警官はこの瞬間を待っていた。
警官は車を止め、男に権利を聞かせてやり、酒気帯びの検査器で男をテストした。
テスト結果はアルコール0.0だった。
困ってしまった警官が「これは一体どうしたんだ」と男を問い詰める。
男が答える、
「今日の晩は、俺がおとりの番なんだよ」
閉店時刻になって、バーからよろめきながら出てきて縁石につまずいた男がいた。
彼は5台もの車にキーを突っ込んだあげく、やっと自分の車を見つけて乗り込んだ。
そしてシートに座ると何分間かキーをもてあそんでいた。
他の客もみんな出てきては車で帰っていく。
最後にようやく彼も車のエンジンをかけることができ、車を動かし始めた。
警官はこの瞬間を待っていた。
警官は車を止め、男に権利を聞かせてやり、酒気帯びの検査器で男をテストした。
テスト結果はアルコール0.0だった。
困ってしまった警官が「これは一体どうしたんだ」と男を問い詰める。
男が答える、
「今日の晩は、俺がおとりの番なんだよ」
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2008年03月16日
拾った指輪
ある日A子は友人のZ子と買い物の約束があった。
Z子の自宅まで迎えにいき、二人で出かけた。
隣のマンションの植木のとこをみたZ子はきれいな指輪をみつける。
彼女は気に入り所有することにした。
しかしこれはあとからきいた話だが、隣のマンションで投身自殺をした女の指輪だったらしい。
次の日Z子はやつれた感じでA子に連絡をよこした。
一緒にとまってほしいらしい。
A子がとまりにいき、深夜寝ているとズドンという音がして目が覚めた。
なんだろうと天上をみるとZ子の部屋には天窓があった。
そこに水がぶちまけられている。
ベチャ
ズル
という音が断続的に続いている。
その時A子は隣のZ子がおきていることにきづいた。
いやー!!!
と叫んでぶるぶる震えている。
もう一度天窓をみると、ちまみれの女が首を傾けて天窓に墜落してくるのがみえた。
何度も何度も。
Z子の自宅まで迎えにいき、二人で出かけた。
隣のマンションの植木のとこをみたZ子はきれいな指輪をみつける。
彼女は気に入り所有することにした。
しかしこれはあとからきいた話だが、隣のマンションで投身自殺をした女の指輪だったらしい。
次の日Z子はやつれた感じでA子に連絡をよこした。
一緒にとまってほしいらしい。
A子がとまりにいき、深夜寝ているとズドンという音がして目が覚めた。
なんだろうと天上をみるとZ子の部屋には天窓があった。
そこに水がぶちまけられている。
ベチャ
ズル
という音が断続的に続いている。
その時A子は隣のZ子がおきていることにきづいた。
いやー!!!
と叫んでぶるぶる震えている。
もう一度天窓をみると、ちまみれの女が首を傾けて天窓に墜落してくるのがみえた。
何度も何度も。
2008年03月15日
2008年03月14日
男の顔
数年前のある風の強い晩、テスト前だったのでKちゃんが夜中に勉強していました。
ふと窓の方を見ると、カーテンのすき間からチラチラと何かが見えます。
「何だろう…?」
よく見るとそれは男の人の顔でした。
のぞきだと思ったKちゃんは、すぐにKちゃんのお父さんとお姉さん(私の友人)を起こして部屋に呼びました。
お父さんが窓を開けて外を確認しましたが、既に誰もいなかったそうです。
何だか分からず気味が悪かったのですが、もう夜も遅かったし、警察へ通報するのは明日にしようということで窓のカーテンをぴったり閉めてそのまま寝たそうです。
翌朝、目覚ましが鳴るより先にパトカーの音でKちゃんは目が覚めました。
「何だろう…?」
窓の外が騒がしくなっています。
Kちゃんは不思議に思いながらカーテンを開けました。
昨日見た顔と同じ顔の男がKちゃんの部屋の窓の向かいの木で首を吊っていたそうです。
Kちゃんが前の晩に見たのは、強風で揺れている男の首吊り死体の顔だったのでした。
ふと窓の方を見ると、カーテンのすき間からチラチラと何かが見えます。
「何だろう…?」
よく見るとそれは男の人の顔でした。
のぞきだと思ったKちゃんは、すぐにKちゃんのお父さんとお姉さん(私の友人)を起こして部屋に呼びました。
お父さんが窓を開けて外を確認しましたが、既に誰もいなかったそうです。
何だか分からず気味が悪かったのですが、もう夜も遅かったし、警察へ通報するのは明日にしようということで窓のカーテンをぴったり閉めてそのまま寝たそうです。
翌朝、目覚ましが鳴るより先にパトカーの音でKちゃんは目が覚めました。
「何だろう…?」
窓の外が騒がしくなっています。
Kちゃんは不思議に思いながらカーテンを開けました。
昨日見た顔と同じ顔の男がKちゃんの部屋の窓の向かいの木で首を吊っていたそうです。
Kちゃんが前の晩に見たのは、強風で揺れている男の首吊り死体の顔だったのでした。
2008年03月13日
壁の女
Aさんが大学に合格したので大学の付近にこした時の話らしいのですが、いわゆるいわく付き物件ってとこに入居したんです
大家さんからはどんな事件があったのかを聞かない約束で、かなりの格安で借りれたそうでAさんはとてもよろこんでいたのです。
そして引越し当日、友達のBさんとCさんに手伝ってもらい、そのアパートへいったのです。
部屋の間取り図しかみていなかったので不安だったのですが、リフォーム済みなのか、やけに小奇麗な部屋で安心したようです。
しかし、その部屋には似つかない三面鏡がおいてあったのです。
前住んでいた人が置いていったものなのかな?と思って気にせずに捨てることにしました。
3人で抱え外に出し部屋に戻ったときギョッとしました…
壁には白いワンピースの女が書かれていたのです。
とても綺麗な絵だったのですが、彼女には足がかかれていないのです…
B「気味が悪いね…」
A「なんで、足を書いていないんだろう」
C「気持ち悪いけど壁塗り替えるわけにもいかないし、ポスターでもはっとけ」
Cさんの意見に賛同し、そのワンピースの女に見合う大きさのポスターを貼り付け、また淡々と片付けをはじめました。
そして夜やっと片付けが終わり、引越し祝いをし気づけば深夜。
Bさんは帰っていきましたがCさんは酔いつぶれてしまいました。
二人はすぐ横になり眠りについたのですが…
Cさんが足に激痛がはしり飛び起きたのです。
C「いってぇ…なんなんだよ」
A「どうした?…おい…足…」
Cさんの足首には赤い後がついていたのです。
C「なんか…いるよ…この部屋…」
A「まっさかぁ幽霊でもでるっての?とりあえず寝ようぜ。明日朝早いしさ」
C「おれ…かえる…。」
びびったCさんは帰ってしまいました。
その日は何事も無く、そして数日たっても何もなかったのです。
後日Cさんがびびってただけとからかったりしていました。
そしてしばらくしてこのアパートでの生活になれた頃、Cさんが突然の死を迎えたのです。
死因は事故死だと言うのですがどうも不自然な死に方で、両足がなくなっているというのです。
違和感が残るもののAさんは葬式も終わりひさしぶりに部屋に帰ってみると、なにか空気が違っていました。
部屋を見渡すと、ポスターが破れかかっている…?
いったい誰が…。
そしてその切れ端からだらりと赤い何かがすじ状に垂れていました。
そんな…まさか…
Aさんは覚悟を決めポスターをはがしました
そこには…ワンピースの女が微笑んでいました。
無かったはずの足と真っ赤に染まったワンピースの中で…
大家さんからはどんな事件があったのかを聞かない約束で、かなりの格安で借りれたそうでAさんはとてもよろこんでいたのです。
そして引越し当日、友達のBさんとCさんに手伝ってもらい、そのアパートへいったのです。
部屋の間取り図しかみていなかったので不安だったのですが、リフォーム済みなのか、やけに小奇麗な部屋で安心したようです。
しかし、その部屋には似つかない三面鏡がおいてあったのです。
前住んでいた人が置いていったものなのかな?と思って気にせずに捨てることにしました。
3人で抱え外に出し部屋に戻ったときギョッとしました…
壁には白いワンピースの女が書かれていたのです。
とても綺麗な絵だったのですが、彼女には足がかかれていないのです…
B「気味が悪いね…」
A「なんで、足を書いていないんだろう」
C「気持ち悪いけど壁塗り替えるわけにもいかないし、ポスターでもはっとけ」
Cさんの意見に賛同し、そのワンピースの女に見合う大きさのポスターを貼り付け、また淡々と片付けをはじめました。
そして夜やっと片付けが終わり、引越し祝いをし気づけば深夜。
Bさんは帰っていきましたがCさんは酔いつぶれてしまいました。
二人はすぐ横になり眠りについたのですが…
Cさんが足に激痛がはしり飛び起きたのです。
C「いってぇ…なんなんだよ」
A「どうした?…おい…足…」
Cさんの足首には赤い後がついていたのです。
C「なんか…いるよ…この部屋…」
A「まっさかぁ幽霊でもでるっての?とりあえず寝ようぜ。明日朝早いしさ」
C「おれ…かえる…。」
びびったCさんは帰ってしまいました。
その日は何事も無く、そして数日たっても何もなかったのです。
後日Cさんがびびってただけとからかったりしていました。
そしてしばらくしてこのアパートでの生活になれた頃、Cさんが突然の死を迎えたのです。
死因は事故死だと言うのですがどうも不自然な死に方で、両足がなくなっているというのです。
違和感が残るもののAさんは葬式も終わりひさしぶりに部屋に帰ってみると、なにか空気が違っていました。
部屋を見渡すと、ポスターが破れかかっている…?
いったい誰が…。
そしてその切れ端からだらりと赤い何かがすじ状に垂れていました。
そんな…まさか…
Aさんは覚悟を決めポスターをはがしました
そこには…ワンピースの女が微笑んでいました。
無かったはずの足と真っ赤に染まったワンピースの中で…
2008年03月12日
バスの運転手
ある女子高生が友人の家に遊びに行き遅くなってしまった。
父親が迎えにくる予定だったが、用事ができてしまい来れなくなったのでバスで帰ることにした。
バス停でしばらく待っているとバスが来た。バスは停車するときになぜかすごいクラクションを鳴らしたので彼女はとても驚いた。
しかもバスに乗ろうとすると、運転手がものすごい形相で彼女を睨みつけている。彼女は乗ろうかどうか迷ったが、結局乗った。
その運転手は運転中も
「ああ!」
と大声を出したりうめいたり普通には見えなかった。しばらく走って突然停車。
「ちょっと!お嬢さん、こっち来て!」
と彼女を呼んだ。彼女は不安になったが運転席のそばに行った。彼女と一緒のバス停から乗った男性も運転手のあまりの言い方に、後ろの席から心配そうに見ていた。
「ちょっとあんた、定期見せてよ」
と言われていぶかしく思いながらも定期券を出す。
「あーやっぱりな、これ偽造だよ」
「え?違います」
「偽造だよ、偽造。だってここの名前のところなんかこすれてて読めない」
「それは運転手さんが今こすったからでしょう!?わたしはちゃんとお金を出して買いました」
「いや、これは偽造だね」
そして
「営業所まで来てもらうからね」
何と言うことだと彼女は怒り、悲しくなりましたが、運転手は許してくれない。彼女は座席に戻り泣きながら携帯で母親に電話した。母親はびっくりしてすぐに営業所まで来てくれることになった。
彼女の泣く様子を見ても運転手は平然と
「まったく今の高校生は図太いからなあ」
などといっている。営業所は終点。そこの駐車場でバスを停め、一緒に乗っていた男性を先に降ろし、彼女を営業所の事務所へ引っ張っていった。
すでに営業所には母親が来ており
「一体どういうことなの?」
すると運転手は打って変わってやさしい態度になり、
「さっきは怖がらせてごめんね。実は…」
彼女がバス停で待っているときに、彼女の後ろの男がナイフを手に持っているのが見えた。男はバスに乗ってからも座席を彼女の後ろに移動したりして、隙を狙っていたのだという。
「お母さんが来たからもう安心だ。これから夜は気をつけなさい」
と言われ、彼女は母親の車で帰った。
父親が迎えにくる予定だったが、用事ができてしまい来れなくなったのでバスで帰ることにした。
バス停でしばらく待っているとバスが来た。バスは停車するときになぜかすごいクラクションを鳴らしたので彼女はとても驚いた。
しかもバスに乗ろうとすると、運転手がものすごい形相で彼女を睨みつけている。彼女は乗ろうかどうか迷ったが、結局乗った。
その運転手は運転中も
「ああ!」
と大声を出したりうめいたり普通には見えなかった。しばらく走って突然停車。
「ちょっと!お嬢さん、こっち来て!」
と彼女を呼んだ。彼女は不安になったが運転席のそばに行った。彼女と一緒のバス停から乗った男性も運転手のあまりの言い方に、後ろの席から心配そうに見ていた。
「ちょっとあんた、定期見せてよ」
と言われていぶかしく思いながらも定期券を出す。
「あーやっぱりな、これ偽造だよ」
「え?違います」
「偽造だよ、偽造。だってここの名前のところなんかこすれてて読めない」
「それは運転手さんが今こすったからでしょう!?わたしはちゃんとお金を出して買いました」
「いや、これは偽造だね」
そして
「営業所まで来てもらうからね」
何と言うことだと彼女は怒り、悲しくなりましたが、運転手は許してくれない。彼女は座席に戻り泣きながら携帯で母親に電話した。母親はびっくりしてすぐに営業所まで来てくれることになった。
彼女の泣く様子を見ても運転手は平然と
「まったく今の高校生は図太いからなあ」
などといっている。営業所は終点。そこの駐車場でバスを停め、一緒に乗っていた男性を先に降ろし、彼女を営業所の事務所へ引っ張っていった。
すでに営業所には母親が来ており
「一体どういうことなの?」
すると運転手は打って変わってやさしい態度になり、
「さっきは怖がらせてごめんね。実は…」
彼女がバス停で待っているときに、彼女の後ろの男がナイフを手に持っているのが見えた。男はバスに乗ってからも座席を彼女の後ろに移動したりして、隙を狙っていたのだという。
「お母さんが来たからもう安心だ。これから夜は気をつけなさい」
と言われ、彼女は母親の車で帰った。