2008年10月26日
夜景撮影

ある男がホテルの窓から見える美しい夜景を、カメラで撮影していたときのことだ。
男がシャッターを切ろうとした瞬間、不意に目の前を何か白いものが落ちていった。
しばらくすると、ホテルの下に救急車やパトカーのサイレンが集まってくる。
どうやら誰かがホテルの上から飛び降りたらしい。
男はぞっとした。もしかすると、飛び降りた見知らぬ誰かの姿を、カメラに収めてしまったかもしれないと思ったからだ。
それからしばらくして、男は例の写真を現像に出した。
彼の予想通り、そこには窓の外を死へと向かって落下して行く若い女性の姿が写っている。
だが、彼を何よりも驚かせたのは、その女の表情だ。女はカメラの方をじっと見つめながら、にやりと不気味な笑みを口元に浮かべていたのだ。
2008年10月25日
ありがとう
その女の子は学生時代、友人と二人で沖縄旅行に出かけた
レンタカーを借りて車で沖縄中をめぐるという計画で、いろいろな名所をドライブしていた
あるところで、ヒッチハイクをしている女性を見つけた
見ると歳は自分たちと同じ大学生くらいで、明るくて元気そうな女の子で、どうやら一人旅をしているらしい
旅の仲間は多いほうがいいと思った、女の子たちはその女性を乗せてあげることにした
ヒッチハイクをしていた女の子は見かけどおり明るくてよくしゃべって、車内はとてもにぎやかになった
車で1時間くらいの距離のところに、地元の人には良く知られた海がきれいに見える崖があるらしく、その女の子はそこに連れていって欲しいといって、3人は車でその崖に向かうことにした
その女の子は本当に明るくて、3人はすぐに昔からの友達のように打ち解けることができた
おしゃべりを楽しみながら、その崖までたどり着いた時
「ここで降ろして」
ヒッチハイクの女の子はそういって崖の少し手前で車を降り、満面の笑顔で
「ありがとう」
と言って、いきなり崖のほうへ全速力で駆け出し、そのまま崖の上から飛び降りた
一瞬のことで2人は何もすることができなかった
レンタカーを借りて車で沖縄中をめぐるという計画で、いろいろな名所をドライブしていた
あるところで、ヒッチハイクをしている女性を見つけた
見ると歳は自分たちと同じ大学生くらいで、明るくて元気そうな女の子で、どうやら一人旅をしているらしい
旅の仲間は多いほうがいいと思った、女の子たちはその女性を乗せてあげることにした
ヒッチハイクをしていた女の子は見かけどおり明るくてよくしゃべって、車内はとてもにぎやかになった
車で1時間くらいの距離のところに、地元の人には良く知られた海がきれいに見える崖があるらしく、その女の子はそこに連れていって欲しいといって、3人は車でその崖に向かうことにした
その女の子は本当に明るくて、3人はすぐに昔からの友達のように打ち解けることができた
おしゃべりを楽しみながら、その崖までたどり着いた時
「ここで降ろして」
ヒッチハイクの女の子はそういって崖の少し手前で車を降り、満面の笑顔で
「ありがとう」
と言って、いきなり崖のほうへ全速力で駆け出し、そのまま崖の上から飛び降りた
一瞬のことで2人は何もすることができなかった
2008年10月25日
なんちゃっておじさん
ある電車内で、乗客に向かって下らないジョークを飛ばしては
「な~んちゃって」
と言い歩いている中年のおじさんがいた。
その内、それを見ていたヤ●ザ風の怖そうなヤツがそのおじさんを捕まえて、
「うるせぇーー!!」
とか何とか怒鳴った。
途端におじさんは大声で泣き始めた。
びっくりした怖そうなヤツは、黙らせようと更に大きな声で怒鳴るが、おじさんは泣き止むどころか、増々大きな声で泣き続ける。
キマリが悪くなった怖そうなヤツは、次ぎの駅で逃げるように電車から降りた。
そいつが降り、ドアが閉まって電車が動くと、それまで泣いていたおじさん、急ににっこり笑って「な~んちゃって」
電車内は爆笑の渦に巻き込まれた。
「な~んちゃって」
と言い歩いている中年のおじさんがいた。
その内、それを見ていたヤ●ザ風の怖そうなヤツがそのおじさんを捕まえて、
「うるせぇーー!!」
とか何とか怒鳴った。
途端におじさんは大声で泣き始めた。
びっくりした怖そうなヤツは、黙らせようと更に大きな声で怒鳴るが、おじさんは泣き止むどころか、増々大きな声で泣き続ける。
キマリが悪くなった怖そうなヤツは、次ぎの駅で逃げるように電車から降りた。
そいつが降り、ドアが閉まって電車が動くと、それまで泣いていたおじさん、急ににっこり笑って「な~んちゃって」
電車内は爆笑の渦に巻き込まれた。
2008年10月24日
マキョウ
ある家で若者達が集まり、酒を飲んで騒いでいた。
夜も更け深夜になっても若者達はまだ騒いでいた。そして空が明るくなり始めた頃、若者達にも疲れが見え始め、だんだんしゃべる人も少なくなってきた。
すると家の主である若者が怖い話をし始めた。その若者は某宗教団体に所属しており、その教団内で語られている教義や幽霊話を色々披露していた。
「今怖い話をしているけど絶対部屋の四隅を見てはいけない・・・・・」
「見るとマキョウが開く。そして霊を呼び込みやすくなる・・・・・」
そんなことを言い出したのだ。
その場にいた大半は冗談半分でそれらの話を聞いていたので、端から信じちゃいない。「馬鹿らしい、マキョウってなんだよ。」と部屋の四隅をじっくりと眺めた。
そしてその若者の怖い話は延々と続き、皆だんだん怖くなってきた頃に異変が起こった。若者の一人が突然気を失ってしまったのだ。
それをきっかけに次々と怪異が起こった。突然暴れる
者、訳の分からない事を口走る者、変な声が聞こえる・・・・などその場が騒然となった。
完全に朝になり辺りが明るくなるっと霊的な現象も収まり、狂ったようになった人も正常に戻った。後からどうしたのか聞いてみても、そのときの記憶は無いという。
マキョウとは「魔鏡」なのか「魔境」なのかは謎だが、その宗教団体ではそのようなことが語られているらしい。
夜も更け深夜になっても若者達はまだ騒いでいた。そして空が明るくなり始めた頃、若者達にも疲れが見え始め、だんだんしゃべる人も少なくなってきた。
すると家の主である若者が怖い話をし始めた。その若者は某宗教団体に所属しており、その教団内で語られている教義や幽霊話を色々披露していた。
「今怖い話をしているけど絶対部屋の四隅を見てはいけない・・・・・」
「見るとマキョウが開く。そして霊を呼び込みやすくなる・・・・・」
そんなことを言い出したのだ。
その場にいた大半は冗談半分でそれらの話を聞いていたので、端から信じちゃいない。「馬鹿らしい、マキョウってなんだよ。」と部屋の四隅をじっくりと眺めた。
そしてその若者の怖い話は延々と続き、皆だんだん怖くなってきた頃に異変が起こった。若者の一人が突然気を失ってしまったのだ。
それをきっかけに次々と怪異が起こった。突然暴れる
者、訳の分からない事を口走る者、変な声が聞こえる・・・・などその場が騒然となった。
完全に朝になり辺りが明るくなるっと霊的な現象も収まり、狂ったようになった人も正常に戻った。後からどうしたのか聞いてみても、そのときの記憶は無いという。
マキョウとは「魔鏡」なのか「魔境」なのかは謎だが、その宗教団体ではそのようなことが語られているらしい。
2008年09月29日
布団の怪
夜、就寝の時間になり布団を地下まで各々で取りに行かなくてはならなかった。遊び疲れてみなくたく
ただったので、ジャンケンで負けた一人が全員分を往復してもってくることにした。
負けてしまった運の悪い一人が渋々地下まで降りていくと背後から「寂しくないかい?」と聞こえてきた。振り替えると誰もいない。恐くなった彼はいそい
で布団を取り戻ろうとした。
すると今度は耳元から「寂しくないかい?」彼は布
団を放り投げ悲鳴をあげながら部屋に戻ってみんなにワケを話しみんなで確かめにいった。するとさっき確かに放り投げ散乱したはずの布団がない。
奥のほうに目をやると10メートルほど先のに布団が芋虫のように列を作り廊下の奥のほうに逃げるように這っているのが見えた。
その日みんな布団を敷かず畳で寄り添って寝たという。
ただったので、ジャンケンで負けた一人が全員分を往復してもってくることにした。
負けてしまった運の悪い一人が渋々地下まで降りていくと背後から「寂しくないかい?」と聞こえてきた。振り替えると誰もいない。恐くなった彼はいそい
で布団を取り戻ろうとした。
すると今度は耳元から「寂しくないかい?」彼は布
団を放り投げ悲鳴をあげながら部屋に戻ってみんなにワケを話しみんなで確かめにいった。するとさっき確かに放り投げ散乱したはずの布団がない。
奥のほうに目をやると10メートルほど先のに布団が芋虫のように列を作り廊下の奥のほうに逃げるように這っているのが見えた。
その日みんな布団を敷かず畳で寄り添って寝たという。
2008年09月25日
深夜の電話
一人暮らしの女の子がうつ病になった時に体験した不思議な話
その女の子は人間関係が原因で仕事をやめてほとんど引きこもり状態になって、毎日死にたいと思うようになって
それである日、天井から電気コードを吊してそれに首をかけようとしたその時、突然電話が鳴ったんだって
ハッと我にかえって電話にでてみたら母親の声で
「もしもし~最近どう?」
時刻は夜中の3時、普段ならこんな時間に連絡してくるなんて絶対にありえない
疑問に思いながらも適当に話しを合わせていると
「いや実はねぇ…おばあちゃんがアンタが死んじゃうから電話しろって言って聞かないのよ~」
女の子はその場で泣き崩れたそうです
もちろん自殺も思いとどまりましたとさ
その女の子は人間関係が原因で仕事をやめてほとんど引きこもり状態になって、毎日死にたいと思うようになって
それである日、天井から電気コードを吊してそれに首をかけようとしたその時、突然電話が鳴ったんだって
ハッと我にかえって電話にでてみたら母親の声で
「もしもし~最近どう?」
時刻は夜中の3時、普段ならこんな時間に連絡してくるなんて絶対にありえない
疑問に思いながらも適当に話しを合わせていると
「いや実はねぇ…おばあちゃんがアンタが死んじゃうから電話しろって言って聞かないのよ~」
女の子はその場で泣き崩れたそうです
もちろん自殺も思いとどまりましたとさ
2008年09月19日
希望を込めて
12月4日。この雪山に遭難して約24時間。古い山小屋ではロクに暖も取れず、少々寒いが外で過ごす事は出来ない。助けはすぐに来るに違いないだろう。
12月6日。助けはまだ来ない。
この吹雪だから捜索が難航しているのだろう。
落ち着いて待つ事にする。
・時計が壊れてしまったので、日にちが分からない。
食料が少しずつ減ってきた。水は雪を何とかして得られるが、空腹は辛いだろう。吹雪はまだ止まない。
・ドアからかぜがはいってくる。防寒ふくを多めに着ていてよかった。
てがふるえて上手く文字をかけないが、しかし私はあきらめない。
あきらめたら終わりだ。
・何という事だろう、あれほど吹いていた吹雪が嘘のように止み、私は救出隊に発見された。彼らに聞くと、12月12日だという。
少し長い遭難体験だったが、もう終わりだ。この日記は、ここに置いていこうと思う。
もし、ここで遭難してこれを読んだ者がいるなら、私は言いたい。
決して諦めるな。助けは必ず来るのだから!
12月12日○○○○
日記の文字は時間を重ねるごとに筆圧が弱くなっていたが、最後のメッセージだけは希望に溢れたようにしっかりしていた。
尚、連日に渡る猛吹雪のため、捜索が再開されたのは、それが少し弱まった12月14日の明朝の事である。
この日記の書き手、彼の遭難者の行方は、現在も行方不明、とのこと。
12月6日。助けはまだ来ない。
この吹雪だから捜索が難航しているのだろう。
落ち着いて待つ事にする。
・時計が壊れてしまったので、日にちが分からない。
食料が少しずつ減ってきた。水は雪を何とかして得られるが、空腹は辛いだろう。吹雪はまだ止まない。
・ドアからかぜがはいってくる。防寒ふくを多めに着ていてよかった。
てがふるえて上手く文字をかけないが、しかし私はあきらめない。
あきらめたら終わりだ。
・何という事だろう、あれほど吹いていた吹雪が嘘のように止み、私は救出隊に発見された。彼らに聞くと、12月12日だという。
少し長い遭難体験だったが、もう終わりだ。この日記は、ここに置いていこうと思う。
もし、ここで遭難してこれを読んだ者がいるなら、私は言いたい。
決して諦めるな。助けは必ず来るのだから!
12月12日○○○○
日記の文字は時間を重ねるごとに筆圧が弱くなっていたが、最後のメッセージだけは希望に溢れたようにしっかりしていた。
尚、連日に渡る猛吹雪のため、捜索が再開されたのは、それが少し弱まった12月14日の明朝の事である。
この日記の書き手、彼の遭難者の行方は、現在も行方不明、とのこと。