2008年10月24日

マキョウ

ある家で若者達が集まり、酒を飲んで騒いでいた。

夜も更け深夜になっても若者達はまだ騒いでいた。そして空が明るくなり始めた頃、若者達にも疲れが見え始め、だんだんしゃべる人も少なくなってきた。

すると家の主である若者が怖い話をし始めた。その若者は某宗教団体に所属しており、その教団内で語られている教義や幽霊話を色々披露していた。

「今怖い話をしているけど絶対部屋の四隅を見てはいけない・・・・・」

「見るとマキョウが開く。そして霊を呼び込みやすくなる・・・・・」

そんなことを言い出したのだ。

その場にいた大半は冗談半分でそれらの話を聞いていたので、端から信じちゃいない。「馬鹿らしい、マキョウってなんだよ。」と部屋の四隅をじっくりと眺めた。

そしてその若者の怖い話は延々と続き、皆だんだん怖くなってきた頃に異変が起こった。若者の一人が突然気を失ってしまったのだ。

それをきっかけに次々と怪異が起こった。突然暴れる
者、訳の分からない事を口走る者、変な声が聞こえる・・・・などその場が騒然となった。

完全に朝になり辺りが明るくなるっと霊的な現象も収まり、狂ったようになった人も正常に戻った。後からどうしたのか聞いてみても、そのときの記憶は無いという。

マキョウとは「魔鏡」なのか「魔境」なのかは謎だが、その宗教団体ではそのようなことが語られているらしい。


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Posted by ドケット at 19:54│Comments(0)都市伝説
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