スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告は非表示になります。
  

Posted by スポンサー広告 at

2008年03月04日

にんじん

あるところにA君がいた。
A君は8歳の小学3年生だった。
A君は人参が大嫌いで食べたら吐く程嫌いだった。
給食で出たときも周りからも責められ無理をして食べて吐いてしまった。
そのことがキッカケで変なレッテルを貼られたり、いじめられたりした。
A君は泣きながら家に帰った。
自分の部屋で泣きながら神様にお願いをした。
「神様、どうか人参にんじんをたべれるようにしてください」
何度も願った。

そしてある日、家に帰ると夕食の準備ができていた。
食卓には、人参ばかり置いてある。

A君はびっくりして、どうして自分がじんじんが大嫌いなのを知ってて
こんなにんじんばかりにするのかと思った。
A君は、
「にんじんなんて食べられないよ!!」
と文句を言った。
しかし、
「あら、なにいってるの?今日はAの大好きなハンバーグでしょ」
と帰ってきた。けれどどうみてもにんじんだ。食べれるわけがない。
しかし、家なら馬鹿にされることもない。そう考えて勇気を出して食べることにした。

食べてみると、以外にも大好物のハンバーグの味がした。
次の日もまたにんじんだった。
食べてみた。今度はカレーの味がした。

そして次の日もにんじんだった。
食べてみると、変わった味だった。初めて食べたような味だった。
すると、
「あら、今日は人参を食べてるじゃない。えらいわね」
といわれた。不思議に思ったが、人参をたべれたことが純粋に嬉しかった。
次の日も食べた。寝る前、にんじんが本を読んでいた。
疲れているんだろうと思い寝ることにした。
朝、起きると目の前に大きい人参があった。
すっかり大好物になっていたので、すこしかじると、朝食を食べようと1階にむかった。

2階では、ところどころ噛みちぎられた母が転がっていた
  


Posted by ドケット at 12:27Comments(0)怪奇 心霊

2008年03月03日

霊を困らせろ!

一般に、幽霊というのはシャイで、一見さんが来ると現象が起こらないと聞いていましたが、夕方に、部屋を尋ねた途端から微かなラップ音が、夜半には扉の開閉が起こりました。
眠ると金縛りに会うと聞いたので面白がって全員で眠る事になりました。
そして金縛りが起こったのです。
怖くてギュッと目を瞑ったのですが、こじ開けられるように瞼が開き、壁の前にたたずむ、半身が潰れた様な姿の恐ろしい女性が目に入りました。
どのくらいそうしていたかは解りません。恐怖と金縛りで硬直している私達の耳に
「美人だ・・・」
という呟きが聞こえると、信じられない事が起こりました。
男の子の一人が急に立ち上がると、幽霊の前まで行き、名前や年齢を聞き始めたのです。
幽霊はビクッと体をすくませると、怯える様に消えていきました(全員その様に見えたそうです)
幽霊が消えると体が動かせるようになり、電気をつけました。
全員が、壁の前に立ちすくむ男の子に詰め寄ります。全然怖くありません。
「・・・・・消えちゃった。くそッ、少し強引過ぎたか?」
「・・・・いや、そういう問題では無いんではないかと・・・」
「潰れてない方の顔見たろ?めちゃくちゃ美人だったぞっ!」
「いや、気が付かなかった・・・って言うより、普通、潰れてる方しか目に入らんと思うぞ?」
「「「うん」」」
「質問があるのだけれど。T君、どうして金縛りが解けたの?」
「いや、美人だったし・・・必死だったし・・・。気合かな?」

T君は数日間友人宅に泊まりこみましたが、彼女は現れなかったそうで、それ以降、友人宅に幽霊は出なくなりました。
  


Posted by ドケット at 12:35Comments(2)怪奇 心霊

2008年03月02日

廃病院

バンド仲間とか4、5人で廃墟になった病院でキモ試しをすることになったそうだ。
みんな幽霊とか頭っから信じてなくて、お酒の勢いで話のネタにでもなるだろう程度だったみたいで、
とりあえずコンビニでカメラ買って騒ぎながら行ったんだって。

とりあえず記念写真。てことで、一人がカメラ持って何を思ったか病院に背を向けて残りの人たちを撮ろうとしたんだって。普通は病院をバックに撮るよね?
酔っ払っててテンションも上がってて、カメラに向かってピースなんかしてたらしい。
そしたら突然さっきまで騒ぎまくってピースしてた人たちが真っ青になってカメラ持ってる人置いて走って逃げ出したそうだ。
「おいおいおい!ふざけてんなよ~」
なんて笑いながらカメラ持った人がその人たちを追いかけて、ちらっと後ろを振り向いてみると…

病院のすべての窓からたくさんの人がべったりとくっついてこっちを見ていたそうです。。
  


Posted by ドケット at 15:09Comments(0)怪奇 心霊

2008年03月01日

何人くらい?

10年ぐらい前のこと。
U君はその日珍しく残業した。
仕事を終えて南武線の最終電車に乗り込んだ。
U君のアパートは川崎方面なので車内には殆んど人が乗っていなかった。
椅子に座ると仕事の疲れからつい、うとうととしてしまった。
そこで、ちょっとした夢を見た。
夢の中で、彼はやはり電車に乗っているのだが、その隣で子供が二人、楽しそうに話しているのだ。

「何人くらい?」
「うーん、7人でいいよ」
「全部で13人だよ」
「じゃあ、9人?」

U君は子供達が何かいらずらの相談をしているのだとなんとなく分かった。

「ひとりも駄目!」

U君はそういうと、はっと夢から覚めた。
そのとたん、電車内の照明が一斉に消えた。

電車の高架線?が火花を撒き散らして踊っているのが見えた。
衝撃はあったけど、ドーンと言う感じではなく、がたがた道を自転車で突っ走っているような感じだったそうだ。

脱線事故だった。線路脇にある駐車場に突っ込み、建物の手前で止まった。
幸い死者や重傷者はなく、病院で手当てを受け、そのあと警察から事情聴取を受けた。

後で聞くと、その時電車に乗っていたのが、運転手や車掌を含め13人だったそうだ。
  


Posted by ドケット at 12:26Comments(1)都市伝説