2007年10月03日
カーナビ
ある男性が中古車を買った。高年式低走行距離にも関わらず破格だった。
さらに嬉しい事に高性能カーナビも付いていた。
男性は納車された日の夜ドライブへ行くことにした。
カーナビを立ち上げてみると前オーナーが登録したと思われるポイントがひとつだけあった。
そのポイントが家から近かった事と特にドライブの行き先は決めていなかった事
そして好奇心から彼はそこへ行ってみることにした。
『次の交差点を右折です』
『約50メートル先の信号を左折です』
30分ほど走って、目的地に大分近づいていた。
しかし辺りは何もない山間の峠道。道幅も狭い。
少し不安だったがポイントはすぐそこだったのでそのまま車を走らせた。
『目的地に到着しました』
カーナビの合成音声がそう告げた場所には何もなかった。
車を降りて辺りを見渡すと、道路脇に枯れた菊の華と線香を焚いたような灰の跡があった。
気味が悪くなった男性が車にもどろうと振り返った瞬間、案内を終えたはずのカーナビが言った。
『こ こ で 私 は 事 故 で 死 に ま し た』
さらに嬉しい事に高性能カーナビも付いていた。
男性は納車された日の夜ドライブへ行くことにした。
カーナビを立ち上げてみると前オーナーが登録したと思われるポイントがひとつだけあった。
そのポイントが家から近かった事と特にドライブの行き先は決めていなかった事
そして好奇心から彼はそこへ行ってみることにした。
『次の交差点を右折です』
『約50メートル先の信号を左折です』
30分ほど走って、目的地に大分近づいていた。
しかし辺りは何もない山間の峠道。道幅も狭い。
少し不安だったがポイントはすぐそこだったのでそのまま車を走らせた。
『目的地に到着しました』
カーナビの合成音声がそう告げた場所には何もなかった。
車を降りて辺りを見渡すと、道路脇に枯れた菊の華と線香を焚いたような灰の跡があった。
気味が悪くなった男性が車にもどろうと振り返った瞬間、案内を終えたはずのカーナビが言った。
『こ こ で 私 は 事 故 で 死 に ま し た』
2007年10月02日
きのこ
ある日女の子がたくさんのきのこを持って家に帰ってきた。お母さんが「わあ!すごいわねぇ!どこで採ってきたの?」と聞くと女の子は
「森の奥の方に人型にビッシリ生えてたよ!近くに靴も落ちてた。」
女の子の話が少し気になったがお母さんはさっそく味噌汁にきのこを入れて夕食に。
近所の山に詳しい人に聞いたが毒キノコでは無いという事だったので安心して口に運ぶとこれが実においしい。
「ねえ。このきのこまだ残ってるかなぁ?」
次の日。欲が出てきた母親は女の子を連れて森に入った。しばらく歩くと女の子が「あったよ!あそこの木の下!」
女の子が指差した方向に急いで駆け寄ると確かにきのこがビッシリと生えている場所があった。しかも女の子が言った通りきのこが生えている一帯が人の形をしている。女の子がおぼつかない手つきできのこを採ろうとすると「どきなさい!こうするのよ!」と言ってきのこの株を根元から一気に引き剥がした。
きのこに下には腐敗した死体が横たわっていたと言う。
「森の奥の方に人型にビッシリ生えてたよ!近くに靴も落ちてた。」
女の子の話が少し気になったがお母さんはさっそく味噌汁にきのこを入れて夕食に。
近所の山に詳しい人に聞いたが毒キノコでは無いという事だったので安心して口に運ぶとこれが実においしい。
「ねえ。このきのこまだ残ってるかなぁ?」
次の日。欲が出てきた母親は女の子を連れて森に入った。しばらく歩くと女の子が「あったよ!あそこの木の下!」
女の子が指差した方向に急いで駆け寄ると確かにきのこがビッシリと生えている場所があった。しかも女の子が言った通りきのこが生えている一帯が人の形をしている。女の子がおぼつかない手つきできのこを採ろうとすると「どきなさい!こうするのよ!」と言ってきのこの株を根元から一気に引き剥がした。
きのこに下には腐敗した死体が横たわっていたと言う。
2007年10月01日
変な夢
ある日少年は変な夢を見ました、
おばあさんが砂場でひとり何かを探しています。
少年は声をかけました「なにを探してるの?」
おばあさんはいいました、
「私の左の小指がなくてねぇ」
不思議と怖さはなく少年もいっしょに探すことにしました。
しかしなかなか見つかりません。
あきらめようかと思い始めた時やっと指が見つかりました。
少年は笑顔でおばあさんに渡しました。
するとおばあさんは
「ちっ」
と小さく舌打ちをしました。
その瞬間少年は目が覚めました。
指を見つけたのに舌打ち…じゃあもし見つけられずにあきらめていたら?
おばあさんが砂場でひとり何かを探しています。
少年は声をかけました「なにを探してるの?」
おばあさんはいいました、
「私の左の小指がなくてねぇ」
不思議と怖さはなく少年もいっしょに探すことにしました。
しかしなかなか見つかりません。
あきらめようかと思い始めた時やっと指が見つかりました。
少年は笑顔でおばあさんに渡しました。
するとおばあさんは
「ちっ」
と小さく舌打ちをしました。
その瞬間少年は目が覚めました。
指を見つけたのに舌打ち…じゃあもし見つけられずにあきらめていたら?