2008年03月23日
カメラ
ある休日、Kさんは部屋の掃除をしていました。
乱雑に本が並んでる本棚を整理しようと思い、本を全て本棚から取り出す作業をしていました。
三段目の棚の本を抜き取った奥に何かあります。
それは、未現像のインスタントカメラでした。
Kさんには、そのカメラは記憶になかったそうですが、好奇心も手伝い、現像に出して見る事にしたそうです。
残数を見ると、あとフィルムが一枚余ってます。Kさんは何か適当に撮ろうかと思ったのですが、回りには特に撮るものもないので、カメラを自分の顔の前に持ってきて、カシャッと自分の顔を撮ったそうです。
それから数時間後…
Kさんは現像して貰った写真を店から受け取ると、近くの喫茶店に入り、現像された写真を見ました。
そこには…
Kさんを含む5人の男女が観光地みたいな所で、写ってる写真でした…Kさんは思い出したそうです。
その写真は大学の友達と旅行に行った時のもので、もう5、6年も昔の事なので、すっかり忘れていたそうです。
どの写真もその旅行の時の物で、友達の懐かしい顔が並んでいます。
??…ふと、妙な違和感を感じたそうです。
3人までは知っている顔なのに、最後の一人は記憶にないのです。
髪が長く、陰気な感じの女で、みんなが笑っている中、無表情な顔をしているその女をKさんはどうしても思い出せなかったそうです。
もう一つ変だと思ったのは、何泊かした旅行なので、写真によっては、みんな服装が違うのに、その女だけは、どの写真も灰色ぽい、ワンピースを着ていたそうです。
…あっ!!Kさんは全て思いだしました。
その旅行はKさんの当時つき合ってた彼女と、Kさんの男の友人とその彼女で行った旅行だったのです。
だから計4人なのです。
灰色のワンピースを着た女は全然知らない女なのです。
髪の長い女は、Kさんの写っている写真には、必ず写っていて、Kさんの隣によりそう様に写っている…偶然写ったとは考えられない…
何とも言えない恐怖がKさんを襲ったそうです。
おそる、おそる最後の一枚…今日、適当に自分を撮った写真を見ると…
Kさんの顔の隣に、あの髪の長い女のニヤリと、笑った顔が写っていた…
唖然としているKさんの所に、水を持ったウエイトレスが来る。
コトッと、テーブルに水を2つ置いたそうです…
乱雑に本が並んでる本棚を整理しようと思い、本を全て本棚から取り出す作業をしていました。
三段目の棚の本を抜き取った奥に何かあります。
それは、未現像のインスタントカメラでした。
Kさんには、そのカメラは記憶になかったそうですが、好奇心も手伝い、現像に出して見る事にしたそうです。
残数を見ると、あとフィルムが一枚余ってます。Kさんは何か適当に撮ろうかと思ったのですが、回りには特に撮るものもないので、カメラを自分の顔の前に持ってきて、カシャッと自分の顔を撮ったそうです。
それから数時間後…
Kさんは現像して貰った写真を店から受け取ると、近くの喫茶店に入り、現像された写真を見ました。
そこには…
Kさんを含む5人の男女が観光地みたいな所で、写ってる写真でした…Kさんは思い出したそうです。
その写真は大学の友達と旅行に行った時のもので、もう5、6年も昔の事なので、すっかり忘れていたそうです。
どの写真もその旅行の時の物で、友達の懐かしい顔が並んでいます。
??…ふと、妙な違和感を感じたそうです。
3人までは知っている顔なのに、最後の一人は記憶にないのです。
髪が長く、陰気な感じの女で、みんなが笑っている中、無表情な顔をしているその女をKさんはどうしても思い出せなかったそうです。
もう一つ変だと思ったのは、何泊かした旅行なので、写真によっては、みんな服装が違うのに、その女だけは、どの写真も灰色ぽい、ワンピースを着ていたそうです。
…あっ!!Kさんは全て思いだしました。
その旅行はKさんの当時つき合ってた彼女と、Kさんの男の友人とその彼女で行った旅行だったのです。
だから計4人なのです。
灰色のワンピースを着た女は全然知らない女なのです。
髪の長い女は、Kさんの写っている写真には、必ず写っていて、Kさんの隣によりそう様に写っている…偶然写ったとは考えられない…
何とも言えない恐怖がKさんを襲ったそうです。
おそる、おそる最後の一枚…今日、適当に自分を撮った写真を見ると…
Kさんの顔の隣に、あの髪の長い女のニヤリと、笑った顔が写っていた…
唖然としているKさんの所に、水を持ったウエイトレスが来る。
コトッと、テーブルに水を2つ置いたそうです…
2008年03月22日
近づく子供達
練馬にある高層マンション群で10年くらい前にあった出来事。
ある学生が夜遊びをして深夜に家に帰ってきた。
彼の自宅は上の方の階。エレベーターに乗った。
そのマンションのエレベーターは防犯のために窓ガラスの付いているタイプ。
各階のエレベーターホールが見える。
学生が何気なく窓から外を眺めていると、2階のエレベーターホールのはじっこに、子供が二人立っているのが目に入った。
兄弟のような雰囲気で背の高い子と小さい子の二人。手をつないでいる。
そんな子供の兄弟が薄暗いエレベーターホールの端に立っているのだ。
こんな時間になにをしているのだろう?
疑問に持つ間もなく、エレベーターは2階を通りすぎる。
2階の天井と3階の床で一瞬、視界が途切れて、3階のエレベーターホールが見えはじめる。
あっ。
思わず声が上がった。
さっき2階にいたはずの兄弟がここにもいるのだ。
さっきと同じように手をつないでエレベーターホールのほの暗いすみに。
いくらなんでも子供二人がエレベーターを追い越して階段を登ってこれるわけがない。
さっきと同じ子供なのか。
確かめる間もなく、エレベーターは3階を通りすぎる。
3階の天井と4階の床で一瞬、視界が途切れて、
5階のエレベーターホールが見えはじめる。
いる。
やはり子供の兄弟が5階のエレベーターホールにもいるのだ。
しかもさっきよりもエレベーターに近い位置にいる。
ホールが薄暗い上に、下を向いていてその表情は見えない。
たたぼんやり立っているのだ。
まさか近づいてくるのか?
嫌な予感は6階を通過する時に現実になった。
5階よりも少しエレベーターに近づくように兄弟が立っている。
7階、8階、9階と子供たちは少しずつエレベーターに近づいてくる。
すでに学生はエレベーターの小窓から避けるように、エレベーターの奥へと後ずさりをしていた。
エレベーターの止まるのは14階。
それまでに消えてくれ!
だが、子供たちは確実にエレベーターに近づいてくる。
12階。
子供たちはもう扉の前に立っていた。
うつむいたまま。
13階。
悲鳴を上げた。
子供の兄弟が小窓にぴったりを顔をくっつけて中を覗き込んでいるのだ。
じっとこちらをその精気のない目が追いかけてくる。
エレベーターの上昇にあわせて。
学生は思わず気絶した。
気がつくとエレベーターは14階に止まっていて、倒れた彼の身体が挟まって自動扉が開閉していた。
それ以来、彼は夜遊びをしなくなった。
ある学生が夜遊びをして深夜に家に帰ってきた。
彼の自宅は上の方の階。エレベーターに乗った。
そのマンションのエレベーターは防犯のために窓ガラスの付いているタイプ。
各階のエレベーターホールが見える。
学生が何気なく窓から外を眺めていると、2階のエレベーターホールのはじっこに、子供が二人立っているのが目に入った。
兄弟のような雰囲気で背の高い子と小さい子の二人。手をつないでいる。
そんな子供の兄弟が薄暗いエレベーターホールの端に立っているのだ。
こんな時間になにをしているのだろう?
疑問に持つ間もなく、エレベーターは2階を通りすぎる。
2階の天井と3階の床で一瞬、視界が途切れて、3階のエレベーターホールが見えはじめる。
あっ。
思わず声が上がった。
さっき2階にいたはずの兄弟がここにもいるのだ。
さっきと同じように手をつないでエレベーターホールのほの暗いすみに。
いくらなんでも子供二人がエレベーターを追い越して階段を登ってこれるわけがない。
さっきと同じ子供なのか。
確かめる間もなく、エレベーターは3階を通りすぎる。
3階の天井と4階の床で一瞬、視界が途切れて、
5階のエレベーターホールが見えはじめる。
いる。
やはり子供の兄弟が5階のエレベーターホールにもいるのだ。
しかもさっきよりもエレベーターに近い位置にいる。
ホールが薄暗い上に、下を向いていてその表情は見えない。
たたぼんやり立っているのだ。
まさか近づいてくるのか?
嫌な予感は6階を通過する時に現実になった。
5階よりも少しエレベーターに近づくように兄弟が立っている。
7階、8階、9階と子供たちは少しずつエレベーターに近づいてくる。
すでに学生はエレベーターの小窓から避けるように、エレベーターの奥へと後ずさりをしていた。
エレベーターの止まるのは14階。
それまでに消えてくれ!
だが、子供たちは確実にエレベーターに近づいてくる。
12階。
子供たちはもう扉の前に立っていた。
うつむいたまま。
13階。
悲鳴を上げた。
子供の兄弟が小窓にぴったりを顔をくっつけて中を覗き込んでいるのだ。
じっとこちらをその精気のない目が追いかけてくる。
エレベーターの上昇にあわせて。
学生は思わず気絶した。
気がつくとエレベーターは14階に止まっていて、倒れた彼の身体が挟まって自動扉が開閉していた。
それ以来、彼は夜遊びをしなくなった。
2008年03月21日
どっちがいい?
ホテルの部屋は綺麗で明るく、特に問題はなかったと言います。
二人は昼間のショッピングや観光の疲れで、夜は早く寝てしまったようです。
その晩夢を見ました。
黒人の大きな男が、その部屋で女性をアーミーナイフの様なもので何度も刺している夢。血が飛び散って、女はもう目を見開いたままぴくりとも動かないのにまだ刺し続ける男。
そして、自分が夢の中で、手足を縛られていることに気がついたそうです。
あ、と思ったら男がこちらを向き、近づいてきて刃物をぴたぴたと彼女の頬にあて、言ったそうです。
「首と腹と、どっちがいい?」
にやにやした顔…殺される!!と思ったとき。
ぞくりという寒気と共に夢から覚め、がばっと起きあがったそうです。
すると、ダブルベッドのとなりに居たダンナも、同じように起きあがっていたそうです。
彼女が何か言おうとすると、ダンナが先に言ったそうです。
「俺今、凄い恐い夢見たよ。男が女を殺していて、それで俺に“首と腹とどっちがいい?”って聞いてくるんだよ。」
詳しく聞くと、全く同じ夢を見ていたそうです。
気味悪くなった彼女たち夫婦はホテルを替えるよう旅行社に言ったそうですがシーズン中で無理とのこと。
その部屋に帰って眠るのが恐くて、夜通しショッピングセンターをうろつき、げっそりとして帰ってきました。
二人は昼間のショッピングや観光の疲れで、夜は早く寝てしまったようです。
その晩夢を見ました。
黒人の大きな男が、その部屋で女性をアーミーナイフの様なもので何度も刺している夢。血が飛び散って、女はもう目を見開いたままぴくりとも動かないのにまだ刺し続ける男。
そして、自分が夢の中で、手足を縛られていることに気がついたそうです。
あ、と思ったら男がこちらを向き、近づいてきて刃物をぴたぴたと彼女の頬にあて、言ったそうです。
「首と腹と、どっちがいい?」
にやにやした顔…殺される!!と思ったとき。
ぞくりという寒気と共に夢から覚め、がばっと起きあがったそうです。
すると、ダブルベッドのとなりに居たダンナも、同じように起きあがっていたそうです。
彼女が何か言おうとすると、ダンナが先に言ったそうです。
「俺今、凄い恐い夢見たよ。男が女を殺していて、それで俺に“首と腹とどっちがいい?”って聞いてくるんだよ。」
詳しく聞くと、全く同じ夢を見ていたそうです。
気味悪くなった彼女たち夫婦はホテルを替えるよう旅行社に言ったそうですがシーズン中で無理とのこと。
その部屋に帰って眠るのが恐くて、夜通しショッピングセンターをうろつき、げっそりとして帰ってきました。
2008年03月20日
タクシーに乗せた患者
タクシー運転手の体験談
Kさんというタクシー運転手が遭遇した話です。
ある夜遅く、客を探して走っていると、手を上げている若い女の人が見えました。
「こんな夜遅くに一人で危ないな・・・」
と思いながら彼女を乗せると、Kさんは妙な事に気づきました。
彼女の着ている服は病院の患者が着ているようなもので、Kさんは気味が悪くなりましたが、その女性はぼそぼそと行き先を指示しました。
「そこを右へ・・・」
「そこを左へ・・・」
路地を進むにつれKさんは、さっきから同じ場所をぐるぐる回っていることに気づきました。
冷やかしだと思って腹が立ったKさんは、
「同じところばっかりじゃないか、降りてくれ!」
と怒鳴って、その女性を車から降ろしました。
憎らしげにKさんは、
「頭がおかしいんじゃないのか?!」
とつぶやくと、その瞬間にバックミラー越しに、物凄い形相をしたその女が四つん這いで車を追いかけてきました。それも信じられないスピードで。
恐ろしくなったKさんは必死に逃げましたが、後日その話を同僚にすると、ずっと前にその近辺にあった病院で火災があり、入院していた若い女性が焼け死んだ事を知らされました。
その女性は煙で前が見えないために四つん這いになって病院の廊下を何度もぐるぐると這って逃げるうちに亡くなったそうです。
Kさんというタクシー運転手が遭遇した話です。
ある夜遅く、客を探して走っていると、手を上げている若い女の人が見えました。
「こんな夜遅くに一人で危ないな・・・」
と思いながら彼女を乗せると、Kさんは妙な事に気づきました。
彼女の着ている服は病院の患者が着ているようなもので、Kさんは気味が悪くなりましたが、その女性はぼそぼそと行き先を指示しました。
「そこを右へ・・・」
「そこを左へ・・・」
路地を進むにつれKさんは、さっきから同じ場所をぐるぐる回っていることに気づきました。
冷やかしだと思って腹が立ったKさんは、
「同じところばっかりじゃないか、降りてくれ!」
と怒鳴って、その女性を車から降ろしました。
憎らしげにKさんは、
「頭がおかしいんじゃないのか?!」
とつぶやくと、その瞬間にバックミラー越しに、物凄い形相をしたその女が四つん這いで車を追いかけてきました。それも信じられないスピードで。
恐ろしくなったKさんは必死に逃げましたが、後日その話を同僚にすると、ずっと前にその近辺にあった病院で火災があり、入院していた若い女性が焼け死んだ事を知らされました。
その女性は煙で前が見えないために四つん這いになって病院の廊下を何度もぐるぐると這って逃げるうちに亡くなったそうです。
2008年03月18日
霊安室
某観光バス会社の話。
ここの本社ビルは廃病院を買い取って、そのまんま本社として使ってたんです。
地下には元の霊安室があって、その扉のノブには針金が巻いてあって、入れない様になってます。
そして、問題の仮眠室は、霊安室の真上。
その日、彼は、かねてから色々と噂のあるこの仮眠室に泊まることになったんですが、同僚が口々に言う様な「気が沈む」「重ぉ~い」・・・という感じは、しなかったそうです。
深夜2時頃。
彼は、ふいに手を引っ張られて、目がさめたそうです。
「おじちゃん、おじちゃん、このベッドは、僕のベッドだよ。」見ると、小学校2~3年生くらいの男の子が手を引っ張っていたそうです。
「おじちゃんが寝たらダメなんだよ!!僕のベッドなんだよ!!返してよ、ねぇ・・」
氷のように冷たい手・・・、
陶器の様な青白い顔・・・・・、
赤く腫れ上がった唇・・・・・・・・、
彼には、その男の子が、一目でこの世の者でない事が分ったそうです。
彼は、逃げようと、ベッドから飛び降り、廊下へのドアを開けたんです。
しかし、そこには、30人程の病人?死人?が列をなして歩いていたそうです。
地階へ下りる階段のほうに向かって…。
身動きがとれずに呆然としていると、先程の男の子が、彼の横をすり抜けて列に加わったんです。
そして、男の子は振り向くと、彼にこう言ったそうです。
「○○、お前も早く来いよ」・・・・と。
その瞬間、彼は気付いたそうです。
その男の子は…。
○○というのは、彼の小学校の時のあだ名だそうです。
ここの本社ビルは廃病院を買い取って、そのまんま本社として使ってたんです。
地下には元の霊安室があって、その扉のノブには針金が巻いてあって、入れない様になってます。
そして、問題の仮眠室は、霊安室の真上。
その日、彼は、かねてから色々と噂のあるこの仮眠室に泊まることになったんですが、同僚が口々に言う様な「気が沈む」「重ぉ~い」・・・という感じは、しなかったそうです。
深夜2時頃。
彼は、ふいに手を引っ張られて、目がさめたそうです。
「おじちゃん、おじちゃん、このベッドは、僕のベッドだよ。」見ると、小学校2~3年生くらいの男の子が手を引っ張っていたそうです。
「おじちゃんが寝たらダメなんだよ!!僕のベッドなんだよ!!返してよ、ねぇ・・」
氷のように冷たい手・・・、
陶器の様な青白い顔・・・・・、
赤く腫れ上がった唇・・・・・・・・、
彼には、その男の子が、一目でこの世の者でない事が分ったそうです。
彼は、逃げようと、ベッドから飛び降り、廊下へのドアを開けたんです。
しかし、そこには、30人程の病人?死人?が列をなして歩いていたそうです。
地階へ下りる階段のほうに向かって…。
身動きがとれずに呆然としていると、先程の男の子が、彼の横をすり抜けて列に加わったんです。
そして、男の子は振り向くと、彼にこう言ったそうです。
「○○、お前も早く来いよ」・・・・と。
その瞬間、彼は気付いたそうです。
その男の子は…。
○○というのは、彼の小学校の時のあだ名だそうです。
2008年03月16日
拾った指輪
ある日A子は友人のZ子と買い物の約束があった。
Z子の自宅まで迎えにいき、二人で出かけた。
隣のマンションの植木のとこをみたZ子はきれいな指輪をみつける。
彼女は気に入り所有することにした。
しかしこれはあとからきいた話だが、隣のマンションで投身自殺をした女の指輪だったらしい。
次の日Z子はやつれた感じでA子に連絡をよこした。
一緒にとまってほしいらしい。
A子がとまりにいき、深夜寝ているとズドンという音がして目が覚めた。
なんだろうと天上をみるとZ子の部屋には天窓があった。
そこに水がぶちまけられている。
ベチャ
ズル
という音が断続的に続いている。
その時A子は隣のZ子がおきていることにきづいた。
いやー!!!
と叫んでぶるぶる震えている。
もう一度天窓をみると、ちまみれの女が首を傾けて天窓に墜落してくるのがみえた。
何度も何度も。
Z子の自宅まで迎えにいき、二人で出かけた。
隣のマンションの植木のとこをみたZ子はきれいな指輪をみつける。
彼女は気に入り所有することにした。
しかしこれはあとからきいた話だが、隣のマンションで投身自殺をした女の指輪だったらしい。
次の日Z子はやつれた感じでA子に連絡をよこした。
一緒にとまってほしいらしい。
A子がとまりにいき、深夜寝ているとズドンという音がして目が覚めた。
なんだろうと天上をみるとZ子の部屋には天窓があった。
そこに水がぶちまけられている。
ベチャ
ズル
という音が断続的に続いている。
その時A子は隣のZ子がおきていることにきづいた。
いやー!!!
と叫んでぶるぶる震えている。
もう一度天窓をみると、ちまみれの女が首を傾けて天窓に墜落してくるのがみえた。
何度も何度も。
2008年03月13日
壁の女
Aさんが大学に合格したので大学の付近にこした時の話らしいのですが、いわゆるいわく付き物件ってとこに入居したんです
大家さんからはどんな事件があったのかを聞かない約束で、かなりの格安で借りれたそうでAさんはとてもよろこんでいたのです。
そして引越し当日、友達のBさんとCさんに手伝ってもらい、そのアパートへいったのです。
部屋の間取り図しかみていなかったので不安だったのですが、リフォーム済みなのか、やけに小奇麗な部屋で安心したようです。
しかし、その部屋には似つかない三面鏡がおいてあったのです。
前住んでいた人が置いていったものなのかな?と思って気にせずに捨てることにしました。
3人で抱え外に出し部屋に戻ったときギョッとしました…
壁には白いワンピースの女が書かれていたのです。
とても綺麗な絵だったのですが、彼女には足がかかれていないのです…
B「気味が悪いね…」
A「なんで、足を書いていないんだろう」
C「気持ち悪いけど壁塗り替えるわけにもいかないし、ポスターでもはっとけ」
Cさんの意見に賛同し、そのワンピースの女に見合う大きさのポスターを貼り付け、また淡々と片付けをはじめました。
そして夜やっと片付けが終わり、引越し祝いをし気づけば深夜。
Bさんは帰っていきましたがCさんは酔いつぶれてしまいました。
二人はすぐ横になり眠りについたのですが…
Cさんが足に激痛がはしり飛び起きたのです。
C「いってぇ…なんなんだよ」
A「どうした?…おい…足…」
Cさんの足首には赤い後がついていたのです。
C「なんか…いるよ…この部屋…」
A「まっさかぁ幽霊でもでるっての?とりあえず寝ようぜ。明日朝早いしさ」
C「おれ…かえる…。」
びびったCさんは帰ってしまいました。
その日は何事も無く、そして数日たっても何もなかったのです。
後日Cさんがびびってただけとからかったりしていました。
そしてしばらくしてこのアパートでの生活になれた頃、Cさんが突然の死を迎えたのです。
死因は事故死だと言うのですがどうも不自然な死に方で、両足がなくなっているというのです。
違和感が残るもののAさんは葬式も終わりひさしぶりに部屋に帰ってみると、なにか空気が違っていました。
部屋を見渡すと、ポスターが破れかかっている…?
いったい誰が…。
そしてその切れ端からだらりと赤い何かがすじ状に垂れていました。
そんな…まさか…
Aさんは覚悟を決めポスターをはがしました
そこには…ワンピースの女が微笑んでいました。
無かったはずの足と真っ赤に染まったワンピースの中で…
大家さんからはどんな事件があったのかを聞かない約束で、かなりの格安で借りれたそうでAさんはとてもよろこんでいたのです。
そして引越し当日、友達のBさんとCさんに手伝ってもらい、そのアパートへいったのです。
部屋の間取り図しかみていなかったので不安だったのですが、リフォーム済みなのか、やけに小奇麗な部屋で安心したようです。
しかし、その部屋には似つかない三面鏡がおいてあったのです。
前住んでいた人が置いていったものなのかな?と思って気にせずに捨てることにしました。
3人で抱え外に出し部屋に戻ったときギョッとしました…
壁には白いワンピースの女が書かれていたのです。
とても綺麗な絵だったのですが、彼女には足がかかれていないのです…
B「気味が悪いね…」
A「なんで、足を書いていないんだろう」
C「気持ち悪いけど壁塗り替えるわけにもいかないし、ポスターでもはっとけ」
Cさんの意見に賛同し、そのワンピースの女に見合う大きさのポスターを貼り付け、また淡々と片付けをはじめました。
そして夜やっと片付けが終わり、引越し祝いをし気づけば深夜。
Bさんは帰っていきましたがCさんは酔いつぶれてしまいました。
二人はすぐ横になり眠りについたのですが…
Cさんが足に激痛がはしり飛び起きたのです。
C「いってぇ…なんなんだよ」
A「どうした?…おい…足…」
Cさんの足首には赤い後がついていたのです。
C「なんか…いるよ…この部屋…」
A「まっさかぁ幽霊でもでるっての?とりあえず寝ようぜ。明日朝早いしさ」
C「おれ…かえる…。」
びびったCさんは帰ってしまいました。
その日は何事も無く、そして数日たっても何もなかったのです。
後日Cさんがびびってただけとからかったりしていました。
そしてしばらくしてこのアパートでの生活になれた頃、Cさんが突然の死を迎えたのです。
死因は事故死だと言うのですがどうも不自然な死に方で、両足がなくなっているというのです。
違和感が残るもののAさんは葬式も終わりひさしぶりに部屋に帰ってみると、なにか空気が違っていました。
部屋を見渡すと、ポスターが破れかかっている…?
いったい誰が…。
そしてその切れ端からだらりと赤い何かがすじ状に垂れていました。
そんな…まさか…
Aさんは覚悟を決めポスターをはがしました
そこには…ワンピースの女が微笑んでいました。
無かったはずの足と真っ赤に染まったワンピースの中で…