レユニオン島事件

ドケット

2007年10月26日 10:39

1968年7月31日の午前9時頃、インド洋にある仏領レユニオン島のラ・プレーヌ・デ・カーフルという平野のアカシアの森の中の小さな開拓地で、農夫のリュス・フォンテーヌ(当時31歳)は、屈んでウサギの餌用の草を取っていた。

すると突然、直径約5m、頂上から底部まで約2.5mの卵形の飛行物体が現れたそうだ。

その物体は、フォンテーヌから25m程の距離の所で地上から4~5mの高さに浮かんでいたそうだ。

物体の両端は濃青色で、中央部は明るく透明で、上下には輝く金属ガラスの様に光る脚が2本ついていたという。

物体の中央には背を向けて2人の人物が見え、左側の人物がフォンティーヌの方へ顔を向けた。

その人物は身長90cm位で、まるでミシュランマンの様な、全身タイヤを繋ぎ合わせた感じのスーツを着ていたそうだ。また、頭部正面はヘルメットの様に見えたという。

すると2人はフォンテーヌに背を向けたかと思うと、突然強烈な閃光が起こり、周囲の全ての物が白くなったという。

そして高熱が放たれ、疾風が起こると、数秒後には何も無くなっていたそうだ。

その後フォンテーヌは帰宅し、一部始終を妻や憲兵に話し、数日後、サンピエールのマルジャン隊長の手で現場の調査が行なわれる事になり、市民保護係のルジュロ係長が放射能測定器を使用した結果、物体が浮いていたと言う5、6mの範囲内にある程度の放射能を発見し、事件の日にフォンテーヌが着ていた衣服にもそれが発見された.

その衣服は、物体に面していた部分のみが放射能を帯びていたそうだ。

また、ルジュロ係長によれば、草や小石等の8個所が放射能を帯びており、6万分の1レントゲン線量を検出したという。

また、レユニオン島と隣りのモーリシャス島でも、別な目撃事件が複数発生しており、6月にUFOが飛行しているのが見られたそうだが、それはフォンテーヌの見た物体に似ていたと言われている。

ちなみに、このスケッチはフォンテーヌとの合作で、『ジュルナル・ド・ジル・ド・ラ・レユニオン』(レユニオン島新聞)の画家ジェ-ラール・ビエドノワールが現場で描いたものだそうだ。


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