ひき肉

ドケット

2008年08月29日 14:01

スーパーで働いていたTさんは毎日遅くまで仕事のシフトだった、別に金が無い訳でもなく理由があった。



5時からスーパーのレジに入るYさんの事が好きだったからだ。









彼女は何でこんな安い給料のスーパーで働いてるのかと思うぐらい美人だった。美人とゆうか可愛い感じ。
ちなみにバツイチ。







Tさんは毎日帰りにレジ締めする前に沢山の買い物をしてYさんのレジに並ぶのが日課だった。結構仲良くやってたらしい。








でもある日Yさんはスーパーの誰かと結婚して辞めてしまった。






Tさんは凄い落ち込んだ。








もう遅くまで働く意味も無く完全に抜け殻状態になった。仕事を辞める決心をして最後の日。









彼女がいつもいたレジには男の店員がいた。うっすら目が血走った頬骨の出た男。









普通レジの店員なんか見たりしないけどその気持ち悪い顔に思わず見入ってしまった。







Tさんが買った270円の挽き肉を見てその男はヤニで色のついた歯をニュっと出して言った。






































































『Yはあなたの事が好きだったらしいですよ。お返しします』

挽き肉のパックには小さな指輪が光っていた。

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