マレー〇〇人

ドケット

2009年08月21日 21:12

マレーシア人のA君とB君は、学生で、小さな部屋を共有していました。

8畳一間にキッチンとトイレがついたような感じの部屋です。

ある夜、いつものように勉強をし、テレビを見終えてそろそろ寝ようかと言うことになりました。戸締りをして、ベッドに入りました。

A君はあっという間に寝入ってしまったようですが、B君はなんだか気持ちがもやもやしてなかなか眠れなかったそうです。

ふと気がつくと、部屋の外、アパートの廊下で足音がしたので「うるさいなあ、こんな夜遅く、隣の人でも帰ってきたのかな」と思ったそうです。

しかしその足音はキィとA君とB君の部屋のドアを開けてゆっくりと中に入ってきたようなのです。鍵はかけたはずなのに。

B君は恐怖に駆られてただただベッドの中にうずくまり寝たふりをしていました。
最近アパート内で怖い話のうわさがあったのですが、これかと思ったそうです。

足音はベッドのすぐわきまで近づいてきて、こう言ったそうです。

「ひとりは寝ている」

「もうひとりは寝たふりをしている」

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