遅いよ

ドケット

2007年11月20日 11:45

道を歩いていると前から女の人が歩いてきた。

その女の人はズボンの膝が破れ、そこから血をダラダラ流していた。

すぐに「生きてる人間じゃない」と気が付いたので
目を合わせないようにした。

過去の経験などからこの幽霊に家まで付いてこられたりしたら
嫌なので色んな所で道草食ったりして、夜遅くにやっと帰宅。

しかし家の前まで行くとなぜか自分の部屋の電気がついてる。

不思議に思いながら自室へ入るとそこには昼間にみた
あの膝から血を流した女が待っていた。



そして一言、「遅いよ」。

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