同窓会

ドケット

2007年10月17日 11:17

久し振りに同窓会の誘いが来た。そもそも、それがおかしかった。

死んだ筈のTから誘われたからだ。びびった俺はIに相談した所、
Iにも来たという。仲の良かった十数人に来たらしい。

キッカケは不気味だけど、皆で会おうという事で、お参りも兼ねて簡易同窓会になった。

参拝も済み、丘の中腹の母校の上にある集会所で飲んで食べて歌ってた。

そんな時、Tが入って来たのだ。驚いた俺だが、Iが肩を叩いて「解かってる」
というような目で見てきた。皆も同じ感じだった。

女子に至っては「T君こっちきなよ~」なんて言ってる。

「そうか、みんな解かってるのか。だよな、Tも会いたかったんだよな~」
そう思った俺はその後も楽しく遊んだ。

そろそろどうしようとゆう時、2次会の話になった。

皆は行くようだが、俺は仕事があったので断った。

でも皆しつこく誘って来る。もちろんTも。

あんまりしつこいので強引に帰ろうとしてIに
「ホントご免、帰るよ」と言ってふすまに向かった。

ガシ!っとIに腕を掴まれた。

「ホント駄目なんだよ~」と言って振り返えると、Iも他の皆も白目の薄ら笑いで
「いいからお前も来いよ」

俺はとっさにIの腕を振り払い、集会所を飛び出した。

2~3日経ってからIに電話をかけてみた所、連絡がつかない。

別の奴にかけても誰一人電話に出ないのだ!

あれから何年経ったんだろう…

俺はあの時、皆と一緒に行くべきだったんだろうか…

関連記事